
静かに広がるサウンドスケープ、予測できないレイヤーの進化。
最大7つのレイヤーを自在に操り、偶然性と操作性を両立した独自のサウンドを生み出します。
この記事では、Sevenの特徴や活用法、どんな人におすすめかを詳しく紹介します。
CONTENTS
Seven For Kontakt:7レイヤーのアンビエント&シネマティック音源
Seven by Audiofierは、Kontakt専用のマルチレイヤーパッド&サウンドスケープジェネレーターです。
アンビエントやシネマティックな音楽制作に特化した設計で、最大7つのサウンドレイヤーを自在に操ることができます。
Seven For Kontaktの特徴と機能
主な特徴と機能は、以下の通りです。
7つのレイヤーで作り出すサウンドのレイヤリング
- 最大7つのレイヤーに、合計200種類のマルチサンプルソースを自由に割り当て可能
- レイヤーごとに異なるサウンドを設定し、複雑で深みのある音色が作れる
- キースイッチ(F0~B0)を使って、リアルタイムにレイヤーを切り替え/組み合わせ可能
- C1以降の鍵盤が演奏用として使用される
GUI:視覚的にも直感的な操作が可能
- メイン画面には、各レイヤーを示すアイコン付きのサウンドプールが表示される
- レイヤーアイコンをドラッグ&ドロップして異なるサウンドカテゴリに割り当てると、自動で視覚的に変化
- オリジナルのカラーは保持されるため、どのレイヤーがどれか判別しやすい
SOUND PAGE:レイヤーの起動・操作方法が多彩
- キースイッチで、レイヤーを個別にオン/オフ可能
- レイヤーを順に追加/入れ替え
- ランダムで1レイヤーまたは複数レイヤーを同時にトリガー
- モジュレーションホイールを使ったレイヤーごとの音量クロスフェードも対応
CONTROLS PAGE:ダイナミックな音の変化を自動化
- AHDSR、パン、オクターブ、LFO(ボリューム)を含む多機能な調整が可能
- ボリューム、ピッチ、パン、フィルターの各値を自動で変化させることで、常に進化する音を作れる
- 「ランダマイズ」機能を使えば、ワンクリックで即興的かつ魅力的なサウンドを生成可能
EFFECTS PAGE:XYパッドで音に深みを
- コンボリューションリバーブとディレイをXYパッドで操作可能
- 200種類以上のインパルスレスポンス(IR)を搭載し、サウンドの質感や空間性を自在にコントロール可能
FILTERS PAGE:レイヤーごとにフィルター制御
- 各レイヤーに個別のカットオフ&レゾナンススライダーを搭載
- モジュレーションホイールや任意のMIDI CCに割り当て可能
機能のまとめ
以下のような多機能が組み込まれており、アンビエントから映画音楽、エレクトロニックまで幅広く対応します。
サウンド面
- 200種類のサウンドソース
- 40以上のプリセット(スナップショット)
プレイモード
- キースイッチでのレイヤー追加/削除
- ランダム単体レイヤーまたは複数レイヤーの同時再生
- 音量を順にクロスフェード
- モジュレーションホイールで段階的にレイヤーを追加
- レイヤー持続再生モード
エフェクト・モジュレーション
- XYパッドで操作するコンボリューション&ディレイ
- モジュレーションホイールでのマスターフィルター制御
- レイヤーごとのバイディレクション・ピッチベンド
- 複数のフィルタータイプを各レイヤーに適用
- 音量・ピッチ・パン・フィルターの継続的な自動変化
Seven For Kontaktの使い方・活用法
Seven For Kontaktは、単なるパッド音源にとどまらず、工夫次第でさまざまな音楽ジャンルや用途に応用できる柔軟なツールです。
以下では、実際の制作シーンを想定しながら、Sevenの効果的な活用法を詳しく紹介します。
活用法一覧
- アンビエント・ドローン制作に最適
- ゆるやかに進化する7レイヤー構成により、手を加えずとも長時間の持続的な音響が可能
- ボリュームやフィルターの自動変化を活用して、静かで深いサウンドスケープを生成
- 映画・ゲームのBGM制作
- シネマティックな質感のサウンドが豊富に収録されているため、緊張感や神秘性を演出する音づくりに向いている
- XYパッドによるリアルタイムの効果調整で、映像とのシンクロにも強い
- ライブパフォーマンスでの即興演奏
- キースイッチでレイヤーを瞬時に切り替えられるため、ライブ中のダイナミックなサウンド展開が可能
- モジュレーションホイールを使えば、演奏中にレイヤーを重ねていく演出もスムーズに行える
- ローファイやエレクトロニカの背景音素材に
- 荒れた質感やノスタルジックな空気感を持つ音も多く、ジャンル特有の「空間埋め」や雰囲気づくりにぴったり
- フィルターやピッチLFOでの変化を加えれば、より独創的な雰囲気を演出可能
- サウンドデザインや効果音制作
- 非音楽的な音やテクスチャ音も多く含まれており、SF・ホラー系の効果音や環境音にも活用できる
- ランダマイズ機能で予測不能な音の組み合わせを得られ、発想の起点になる
Seven For Kontaktがおすすめな人
Seven For Kontaktは、シンプルなパッド音源ではなく、多彩なレイヤー操作やサウンドデザインの可能性を備えた高度なライブラリです。
そのため、単に音を出したいだけの人よりも、特定の制作目的や表現の幅を求める人に向いています。
以下に、Seven For Kontaktを特におすすめできる人のタイプを紹介します。
Seven For Kontaktがおすすめな人のタイプ
- アンビエント系や映画音楽を作る人
- 時間の経過とともに変化する音のレイヤーが、ゆったりとした空間演出に最適
- 背景音として成立するだけでなく、物語性を感じさせる音づくりにも対応
- インスピレーションのきっかけが欲しい人
- ランダマイズ機能により、予測不能な音の組み合わせが得られ、思いもよらないアイデアにつながる
- 「音から曲を作る」タイプの人にぴったり
- 音作りに時間をかけたくないクリエイター
- プリセット(スナップショット)が豊富に用意されており、即戦力の音がすぐ使える
- 音色の変化も簡単な操作で行えるため、作業スピードを重視する人にも合う
- ソフトな質感のパッド音を探している人
- エッジの効いたシンセとは違い、柔らかく溶けるようなテクスチャが特徴
- ヒーリング系やローファイなど、主張しすぎない音が必要なジャンルにも向いている
- レイヤー構造で音を構築したい人
- 単音のサンプルに飽きた人や、自分だけのレイヤー構成を作りたい人に最適
- 視覚的なレイヤー管理が可能で、音のバランス調整もスムーズに行える
基本情報
- フォーマット:Kontaktライブラリ(フル版5.8.1以降に対応)
- サイズ:7.85GB(NCW圧縮形式)
- 収録ファイル数:1665のオーディオサンプル
- 必要条件:Kontaktフルバージョン(無料のKontakt Playerでは使用不可)
まとめ:Audiofier「Seven For Kontakt」レイヤーが進化するサウンドを生み出す!7つの音を重ねて表情が変わる、アンビエント・シネマティック音源|DTMプラグインセール
今回の記事では、Seven For Kontaktの魅力と活用法について解説しました。
以下に要点をまとめます。
- 7つの音色レイヤーで奥行きのあるサウンドを構築できる
- ランダマイズやクロスフェードによる進化する音作りが可能
- 映像音楽・アンビエント・ローファイなど幅広く対応
- キースイッチやモジュレーションによる直感的な操作性
- プリセットも豊富で即戦力になる
Seven For Kontaktは、創造的な音作りを支える柔軟で奥深いツールです。
ありきたりな音源にはもう飽きた
音で世界観を描きたい
そんなあなたにこそ、一度試してほしいライブラリです。
