
1990年代のスタジオで使われていたFender製12弦アコースティックギター。
その音色を丁寧に録音・サンプリングし、Kontakt用音源として無料公開されたのが「Fender 12 String」です。
ノスタルジックで暖かみのある音を、ぜひあなたの作品に。
CONTENTS
Fender 12 String:懐かしの音色を現代に蘇らせたサンプリング音源

この音源は、Fender製の12弦アコースティックギターを元に作られたKontakt音源です。
ギターそのものは1990年代半ばのスタジオ内で使用されていたもの。
まさに当時の「現場の空気感」を詰め込んだようなサンプルになっています。
開発の背景
- スタジオ常備ギターだった
このFender 12 Stringは、あるスタジオでレコーディングやデモ作成時によく使われていた「お抱えギター」のような存在。 - リストア後すぐに録音
開発者であるJohn氏が、ギターをオーバーホールし弦を張り替えた直後に録音。このタイミングならではの鮮度あるサウンドを捉えています。 - 1990年代の機材を使用した収録
録音には以下のような機材が使われました:- マイク:Sennheiser MKH416
- ミキサー:AMEK Tac Matchless
- レコーダー:DAT(デジタルオーディオテープ)
- サンプラー:Akai S1000
- 当時のサンプルが現代に蘇る
数十年後、当時の.wavファイルを偶然ハードドライブで発見し、Kontakt 7音源として再構築されたとのこと。
サウンドと収録環境の特徴
Fenderの12弦ならではのリッチで広がりのある音に加え、収録時の工夫や当時の機材によって、他では得られないヴィンテージ感が漂っています。
音の特徴
- 煌びやかで繊細な高音域
12弦ギター特有の「倍音の重なり」によって、単音でも豊かな響き。 - 低音の厚み
低音弦は同音2本構成ではなく、1オクターブ違いで張られており、独特の深みを演出。 - サステインと空気感
Sennheiser MKH416マイクの指向性とAMEKミキサーによる微細な音の拾い方により、空気感まで録音されている。
Fender 12 Stringはこんな人におすすめ
以下のような方にとって、この音源は大いに役立つでしょう。
- 12弦ギターの響きを作品に取り入れたい人
- レトロで味のある音を探している人
- Kontakt音源のコレクションを増やしたい人
- ミュージシャンの生々しい「手仕事」が感じられる音源を求めている人
対応フォーマット
この音源はKontakt 7用に作られています。
- Kontakt専用音源
Native Instruments社のKontakt 7が必要です(フルバージョン推奨)。
まとめ:john「Fender 12 String」古き良き時代の空気と音をそのままパッケージ!12弦ギターならではの煌びやかさと奥行きをリアルに再現したFender製12弦アコースティックギター音源|DTMプラグインセール
Fender 12 Stringは、単なるサンプルライブラリではありません。
それは、1990年代という時代の空気をまとい、情熱によって再構築された「音のタイムカプセル」です。
Sennheiser MKH416マイクやAMEKミキサーを用い、当時の雰囲気をそのまま閉じ込めたようなサウンドは、煌びやかでありながら温かく、どこか懐かしさを感じさせます。
音源はPianobookから無料でダウンロード可能。シンプルなインターフェースとともに、使いやすさも兼ね備えています。
「ちょっと人とは違うギター音源が欲しい」「レトロな雰囲気を演出したい」という方にぴったりの一本です。
