
ギターの音作りが思い通りにいかない
録音した音が埋もれる
そんな悩みはありませんか?
エフェクトを何種類も重ねるのは面倒だし、うまく処理しないと迫力が出ず、時間ばかりかかってしまいますよね。
SSL Guitarstripは、そんな悩みを一気に解決するギター専用プラグインです。
この記事では、SSL Guitarstripの使い方や活用法をわかりやすく解説します。
「音作りをもっとシンプルに、でも妥協したくない」そんな方は、ぜひ続きを読んでみてください。
価格:$99.00
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SSL Guitarstripとは?基本機能とできること
Solid State Logic(SSL)が開発したSSL Guitarstripは、エレキギター、アコースティックギター、ベースギターに特化したオールインワン型のエフェクトプラグインです。
音作りに必要な4つの機能(Drive・Compressor・EQ・Phase Correction)を1つにまとめており、プリミックスから本格的なミキシングまで幅広く対応します。
そのため、複数のプラグインを行き来せず、効率よく音作りを進められるのが大きな特徴です。
SSL Guitarstripはどんなプラグイン?
SSL Guitarstripは、ギター録音に必要な処理をひとまとめにした、ギター専用のプロセッサープラグインです。
Drive(歪み)、Compressor(圧縮)、EQ(音質調整)、Phase Correction(位相補正)の4モジュールを搭載しており、録音後の音作りやミキシングを直感的かつ効率的に行えます。
そのため、複雑なプラグインチェーンを組まずに、1つで完結するギター向けの万能ツールとして注目されています。
Driveモジュール:
アナログチューブアンプの質感を再現し、温かみのあるサチュレーションから激しいディストーションまで幅広く対応します。
ベース用とギター用の2タイプを切り替え可能です。
Compressorモジュール:
5つのプリセットから用途に応じて最適な圧縮が選べます。
リードギターやアコースティックのストローク、ベースのアタック感などに合わせて設定できます。
EQモジュール:
3バンドのシンプルな構成ながら、ロー/ミッド/ハイを的確に調整可能。
さらにローパス・ハイパスフィルターも搭載されており、不要な帯域をカットできます。
Phase Correctionモジュール:
DI録りとマイク録りの音ズレを修正したり、左右チャンネルの位相ズレを補正できます。
サンプル単位での微調整や、ALL-PASSフィルターによる帯域別の位相補正も可能です。
シグナルフローの柔軟性:
EQのPRE/POSTを切り替えることで、音作りの順番を自由に変更できます。
これにより、用途に応じたサウンド設計がしやすくなります。
初心者にもやさしい設計:
視覚的にわかりやすいインターフェースと、マウスオーバーによるヘルプ表示機能を搭載しています。
直感的な操作で、高品質な音をすばやく作ることができます。
対応するギタータイプとジャンル
SSL Guitarstripは、エレキギター、アコースティックギター、ベースギターに幅広く対応しており、ジャンルを問わず柔軟に音作りができるのが大きな魅力です。
クリーントーンからハードなディストーション、繊細なアルペジオまで対応できるため、ロック、ポップス、ジャズ、メタル、R&Bなど、多様な音楽スタイルで使用されています。
また、録音時の素材がDIであっても、まるでアンプで録ったような立体感あるトーンに仕上げることが可能です。
このように、ジャンルや楽器タイプごとの音作りに悩んでいる方でも安心して使える仕様になっています。
エレキギター:
クランチ系からハイゲインまで、幅広い歪み表現が可能です。
ギターアンプモードで、ロックやメタルにも十分対応できます。
アコースティックギター:
高域の耳障りな成分を滑らかにし、自然な響きに整えられます。
EQとコンプレッサーの組み合わせで、ストロークもフィンガーピッキングもバランス良く仕上がります。
ベースギター:
低域の輪郭を保ちながら、中域にアタック感を加えることができます。
ベースアンプモード+SHAPE機能で、ジャンルごとの芯のあるベーストーンが作れます。
DI録音全般:
ライン直挿しの平坦な音に、チューブ感や空気感を加えることが可能です。
ドライブとEQを駆使することで、立体感と厚みのあるサウンドに変化します。
他のギター用プラグインと何が違うのか
SSL Guitarstripが他のギタープラグインと大きく異なる点は、「音質」「機能性」「操作性」の3つが高いレベルでバランスしていることです。
一般的なアンプシミュレーターやマルチエフェクトと比べても、プロの現場で求められる処理を的確に行える設計がされており、1つのプラグインで完結できる効率の良さが魅力です。
そのため、余計なエフェクトを足す必要がなく、制作工程をシンプルに保ちながらクオリティを上げることができます。
用途が明確で無駄がないため、プリセット頼りにならず「自分の耳」で調整したい方にも向いています。
ミキシング視点で設計されている:
SSL Guitarstripは“アンプっぽさ”だけでなく、“ミックスで使える音”を出すための機能が充実しています。
歪みやEQが自然にミックスに馴染みます。
位相補正機能が標準搭載:
多くのギタープラグインにはない、高度な位相補正機能を備えています。
DIとマイク録りを組み合わせた素材の処理にも強みがあります。
高音質・低負荷の設計:
SSLならではのアナログモデリング技術により、ナチュラルで品位の高いサウンドが得られます。
ECOモードによりCPU負荷を抑える工夫もされています。
即戦力のプリセットが揃っている:
音作りに悩んだときも、目的別プリセットが用意されているため、ゼロから作らずとも完成度の高い音に仕上がります。
複数エフェクトを統合している:
別々のプラグインで行っていた処理を1つでまとめられるので、ミックス画面もすっきりし作業効率が上がります。
その結果、サウンドチェックや調整のスピードも向上します。
Solid State Logic「SSL Guitarstrip」の価格
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各モジュールの役割と活用法を徹底解説
SSL Guitarstripには、ギター録音やミックスに必要な4つの処理を集約したモジュールが搭載されています。
それぞれのモジュールが個別に高機能であると同時に、組み合わせることでさらに柔軟で立体的な音作りが可能です。
このセクションでは、それぞれのモジュールの具体的な役割や、実践的な活用方法について解説していきます。
DRIVEモジュールの効果と設定のコツ
DRIVEモジュールは、SSL Guitarstripの中でも音のキャラクターを決定づける重要なパートです。
ギターアンプやベースアンプをシミュレートしたアナログ風の歪みが得られ、DI録音でもリアルで存在感のあるトーンを作り出せます。
ドライブ量を調整するだけでなく、帯域別に歪み方をコントロールできるのも特徴です。
サチュレーションで温かみを加えたり、パンチのある歪みで抜けの良さを出したりと、シンプルながら応用範囲は非常に広いです。
DRIVE(ドライブ):
歪みの強さを決めるメインのコントロールです。
サウンドに厚みやザラつきを加える役割を担い、ゲイン補正が自動で行われるため音量の暴れを防ぎます。
BOOST(ブースト):
低域に歪みを加える量を調整できます。
モコモコしがちなベースの音に歯切れの良さを加えるときに有効です。
PUNCH(パンチ):
中域の歪みをコントロールし、アタック感や存在感を出すのに適しています。
バンドの中で埋もれがちな音を前に出したいときに便利です。
EDGE(エッジ):
高域の歪みを調整し、シャープさやキレを加えたい場合に活躍します。
逆に耳障りな帯域を抑えたいときは控えめに設定します。
SHAPE(シェイプ):
ベースアンプモードで使える固定EQカーブをブレンドします。
低音に芯を持たせたい場合や、独特のキャラクターを出したいときに使います。
MIX(ミックス):
原音とエフェクト音のバランスを調整することで、サチュレーションのかかり具合を細かく調整可能です。
ほんのりとした質感だけを加えたい場合にも役立ちます。
COMPRESSORモジュールの特徴と使い分け
COMPRESSORモジュールは、演奏のダイナミクスを整え、音に一体感や安定感を加えるためのパートです。
ギターやベースは、ピッキングの強弱や奏法によって音量差が出やすいため、コンプレッサーの適切な使用は仕上がりに大きく影響します。
SSL Guitarstripでは、5つのプリセットモードが用意されており、用途や楽器に合わせて簡単に切り替えることができます。
そのため、難しいパラメータ設定をせずとも、目的に合った処理がすぐに行える設計になっています。
COMPRESSOR MODE(コンプレッサーモード):
5種類のモードがあり、用途ごとに最適化されたアタックやリリース、レシオ設定が自動で適用されます。
例:リードギター用、アコギ用、ベース用など
THRESHOLD(スレッショルド):
どの音量以上を圧縮するかを設定します。
高くすると自然な仕上がりに、低くするとしっかり圧縮されます。
AUTO GAIN(オートゲイン):
圧縮後の音量を自動で補正してくれる機能です。
これにより、レベルが小さくなりすぎる心配がありません。
GAIN REDUCTIONメーター:
リアルタイムでどのくらい圧縮がかかっているかを視覚的に確認できます。
適切な圧縮量の目安として活用できます。
HIGH-PASS FILTER(ハイパスフィルター):
入力信号の低域(不要な低音)をカットし、コンプによる濁りを防ぎます。
特にアコギやストローク系に有効です。
MIX(ミックス):
原音とコンプレッサー処理後の音をブレンドすることで、自然な質感を保ちながらアタック感を出せます。
並列コンプレッションに近い使い方ができます。
EQモジュールでできる音作りの幅
EQモジュールは、ギターの音色を整える上で非常に重要な役割を果たします。
SSL GuitarstripのEQは、シンプルな3バンド構成ながらも、SSLらしい音の繊細さと操作性を兼ね備えています。
特にミッドレンジの処理や高域の調整において、ギターがミックス内で“ちょうどいい位置”に収まるようコントロールしやすい設計になっています。
また、EQセクションには便利なフィルターや試聴補助機能もあり、目的の音に素早くたどり着くことができます。
LOW GAIN(ローゲイン):
低域をブーストするとカットオフが上がり、カットすると下がるという非対称的な動作です。
不要な低音の処理や、ベースとの棲み分けに有効です。
MID FREQUENCY & GAIN(ミッド周波数とゲイン):
中域の特定周波数を選んでブースト・カットできます。
こもり感や耳障りな帯域の調整に役立ちます。
HIGH GAIN(ハイゲイン):
5kHz以上を中心にした高域のシェルビングEQです。
「ヌケ感」や「空気感」を加える時、または高域のキンキンした成分を抑える時に使います。
LOW-PASS FILTER(ローパスフィルター):
不要な高域ノイズや歪みのざらつきを抑えたいときに有効です。
高域がうるさいと感じたときに自然な丸みを加えられます。
EQ AUTO LISTEN(オートリッスン機能):
EQパラメータを操作中に、該当する帯域だけを自動で試聴できます。
音の変化を確認しながら、感覚的に調整できる便利な機能です。
EQ PRE/POST切替:
EQをチェーンの前段か後段かに切り替えることができます。
Driveの前で使えば音色の方向性を決められ、後ろで使えば仕上げの微調整が可能です。
PHASE CORRECTIONはどう使う?
Phase Correctionモジュールは、SSL Guitarstripに搭載された中でも特にユニークな機能のひとつです。
ギター録音では、DIとマイク録りの信号を同時に使ったり、ステレオで録音した際に微妙な位相ズレが発生することがあります。
このズレを放置すると、音が細くなったり不自然に聞こえたりしてしまうため、位相の補正は非常に重要です。
このモジュールでは、簡単な操作でズレを視覚的かつ聴覚的に確認し、的確な補正を行うことができます。
DELAY(ディレイ):
サンプル単位で微細な遅延を加え、2つの信号のタイミングを一致させます。
中央の+/-ボタンで1サンプル、外側で10サンプル単位で調整可能です。
PHASE INVERT(フェーズ反転):
信号の極性を反転させて、完全に逆位相になっているトラックを補正します。
ただし、むやみに使うと音が不自然になることもあるため、確認しながら使用することが大切です。
ALL-PASS FILTER(オールパスフィルター):
特定の帯域だけ位相を変える高度な補正手法です。
複雑なズレや周波数ごとの伝達遅延がある場合に使うと効果的です。
ALIGN TO(アライン先の選択):
Sidechain、Left Channel、Right Channelの3つから選択できます。
DIとマイクのように別トラック間を補正したい場合はSidechain、ステレオトラックの左右補正にはLeft/Rightを使います。
CORRELATION METER(相関メーター):
2つの信号の位相の一致度を視覚化するインジケーターです。
+1に近いほど位相が合っており、−1に近いと逆相の可能性が高いことを示します。
MONO LISTEN(モノリスン):
モノラルで試聴することで、ステレオのズレや打ち消しが起きていないか確認できます。
補正前後での比較にも便利です。
音作りを左右する使い方のポイント
SSL Guitarstripは、それぞれのモジュールを単独で使っても高品質な処理が可能ですが、細かい調整や使い方の工夫によって、より自分好みの音作りができるようになります。
このセクションでは、特に知っておきたい設定や調整のポイントをいくつか取り上げ、目的に合わせた使い方のヒントをご紹介します。
少しの調整で音の印象が大きく変わるため、基本的な動作だけで満足せず、ぜひ応用テクニックにも挑戦してみてください。
サチュレーションとオーバードライブの違い
サチュレーションとオーバードライブは、どちらも音に歪みを加えるエフェクトですが、目的や音の変化の仕方には明確な違いがあります。
SSL GuitarstripのDriveモジュールはこの両方をカバーしており、設定次第でどちらのキャラクターも表現できます。
違いを理解した上で調整することで、より音楽的で洗練されたサウンドに仕上げることができます。
サチュレーション:
軽く歪ませることで音に温かみや厚みを加える処理です。
アナログ機材を通したような自然な倍音を加え、特にアコギやクリーンギターで効果的です。
オーバードライブ:
より明確な歪みを加えることで、アグレッシブなサウンドを作り出します。
リードギターやロック系のカッティングに適しており、存在感を前面に出したいときに使われます。
目的に応じた使い分け:
ナチュラルに音に丸みを持たせたいときはサチュレーション寄り、前に出したいパートにはオーバードライブ寄りに設定するのが基本です。
DRIVEつまみの強さとMIXバランスで調整可能です。
BOOST・PUNCH・EDGE・SHAPEの意味と調整法
SSL GuitarstripのDriveモジュールには、帯域ごとに歪みのキャラクターを調整できる「BOOST」「PUNCH」「EDGE」「SHAPE」というコントロールが搭載されています。
これらのノブは単に音を“歪ませる”だけではなく、どの帯域をどれくらい前に出すか、どんな質感に仕上げるかを決定づける重要なパラメータです。
特に、バンドアンサンブルの中でギターやベースを「ちょうどいい位置」に置きたいときに非常に役立ちます。
各コントロールの役割を正しく理解し、用途に応じて調整することで、プロらしい音作りが実現できます。
BOOST:
低域(ローエンド)に対して歪みの量を調整します。
重さを出したいときや、ベースラインに芯を持たせたいときに効果的です。
PUNCH:
中域に対する歪みの強さをコントロールします。
ギターのアタック感や「抜け」を強調したいときに使用します。
EDGE:
高域にかかる歪みの量を調整します。
ブライトな音にしたいときや、存在感を前に出したいときに便利ですが、強くかけすぎると耳障りになることもあります。
SHAPE:
ベースアンプモード限定のコントロールです。
中低域を中心とした固定EQカーブをブレンドすることで、より音楽的で太いベーストーンを作れます。
EQのPRE/POST切替はどう選ぶ?
SSL Guitarstripでは、EQモジュールを「PRE(前段)」または「POST(後段)」に切り替えて配置することができます。
これはEQの位置が他のモジュールに対してどこにあるかを決める機能で、音作りの流れに大きな影響を与えます。
シンプルな切り替えではありますが、用途や目的によってどちらを選ぶかで結果が大きく変わってきます。
自分がどんな音を目指すのかによって、EQの位置を意識的に選ぶことが大切です。
PRE(前段)に設定する場合:
EQがCompressorやDriveの前に入ります。
音の輪郭やトーンの方向性を先に整えたうえで、圧縮や歪みをかける流れになります。
素材の癖を先に抑えたいときや、歪みが乗りやすい帯域をコントロールしたい場合に向いています。
POST(後段)に設定する場合:
EQがCompressorやDriveの後ろに入ります。
エフェクト処理後の音を整える「仕上げ」として使うイメージです。
Driveで生まれた倍音を強調したり、不要な帯域をカットしてミックスしやすくしたい場合に有効です。
選び方のポイント:
音の方向性を決めたいならPRE、最終調整や整理整頓的なEQならPOST。
曲の中での役割やミックスの全体像を考えて、柔軟に使い分けるのがベストです。
WET/DRY MIXを活かしたパラレル処理術
SSL Guitarstripの多くのモジュールには「MIXコントロール(WET/DRY MIX)」が搭載されており、エフェクトをかけた音(WET)と原音(DRY)のバランスを自由に調整できます。
この機能を活用することで、いわゆる「パラレル処理」が簡単に行えるようになり、音の芯を保ちながらキャラクターを加えるような、上級者向けの音作りが手軽に実現できます。
MIXつまみひとつで自然さと加工感のバランスを整えられるため、初心者にも扱いやすい設計です。
パラレルコンプレッションとして使う:
コンプを強めにかけてパンチや厚みを出しつつ、原音のアタック感を残すことができます。
特にアコギやストローク系ギターで効果を発揮します。
サチュレーションの“足し加減”を調整する:
DriveモジュールのWET/DRYバランスで、歪みすぎずナチュラルな質感を作れます。
ほんの少し温かみを加えるだけでも印象は大きく変わります。
EQやコンプの副作用を抑える:
MIX比率を少しだけWETにすることで、効きすぎを防ぎつつ音の方向性だけ整えるという繊細な調整が可能です。
“かけ録り”風の空気感を再現する:
原音を主体にして軽くエフェクトをブレンドすれば、リアンプ的なニュアンスや空気感を自然に加えることができます。
SSL Guitarstripの使い方・具体的な活用例
SSL Guitarstripは、理論的な音作りだけでなく、実際の録音素材にどう活かすかが重要です。
このセクションでは、エレキ・アコースティック・ベースそれぞれに対する設定例や狙い、DI録音への応用など、より実践的な使い方を紹介します。
「どう設定すればいいかわからない」「自分の音に合った使い方を知りたい」という方は、ここで具体的なヒントを得られるはずです。
エレキギター録音時の定番設定
エレキギターには、SSL Guitarstripの機能をバランスよく使うことで、クランチからハイゲインまで幅広いサウンドメイクが可能です。
録音したクリーントーンにドライブを加え、EQやコンプレッサーで輪郭を整えることで、存在感のあるトーンに仕上がります。
ミックスで埋もれやすい中域や、高域のギラつきの処理もこの1本で完結できます。
Driveモジュール:
GUITAR AMPモードを選び、DRIVEは中程度に設定。
PUNCHで中域を前に出し、EDGEは控えめにして耳障りにならないよう調整します。
Compressorモジュール:
リード用のプリセットを選択し、THRESHOLDを耳で確認しながら調整。
MIXは70〜80%程度でパラレル気味に使うと、自然なまとまりが出ます。
EQモジュール:
MIDをややカットしてモコモコ感を処理。
HIGHを少しだけ上げて、抜け感を加えます。
PRE設定でDrive前に挿すと、歪みに影響しやすくなります。
Phase Correction:
複数マイクで録音している場合に有効です。
不要であればOFFにして問題ありません。
アコースティックギターに合う設定例
アコースティックギターは、音の繊細さや空気感を活かしつつ、耳に痛くならないようなバランスの良いトーンが求められます。
SSL Guitarstripを使えば、ピッキングの強弱やストロークのばらつきを整えながら、自然で温かみのあるアコギサウンドに仕上げることが可能です。
特に高域の処理やコンプレッションのかけ方が仕上がりを左右するポイントです。
Driveモジュール:
軽くサチュレーションを加える程度に設定し、MIXは20〜30%程度にとどめます。
音に丸みと深みを加えたいときに使用し、過度な歪みは避けます。
Compressorモジュール:
アコースティック用のプリセットを選択し、THRESHOLDは弱めに。
MIXは50%以下で、自然な音量感をキープしつつ軽くまとまりを加えます。
EQモジュール:
MIDで500〜1kHzあたりを少しカットすると、こもり感が取れてスッキリした印象になります。
HIGHはわずかにブーストして、煌びやかさを加えます。
Low-Pass Filter:
耳障りな高域(10kHz以上)を軽くカットして、柔らかいトーンに調整します。
Phase Correction:
マイクとライン録りを併用した場合は有効です。
ズレがあると空気感が失われるため、必ずMONO LISTENで確認します。
ベースギターの音を引き締める使い方
ベースギターは、ミックスの土台を支える重要なパートですが、音がモコモコして輪郭がぼやけたり、アタックが弱くて抜けにくいと感じることも少なくありません。
SSL Guitarstripを使えば、低域の厚みをキープしながら中高域に“芯”や“存在感”を加え、ミックスにしっかりとフィットするベーストーンを作ることができます。
DriveとCompressorの使い方がポイントとなり、SHAPEやPUNCHの調整によってジャンルに応じた最適な音作りが可能になります。
Driveモジュール:
BASS AMPモードを選択し、DRIVEは中程度〜やや強めに設定。
SHAPEをブレンドして、中低域をタイトに保ちます。
PUNCHを上げるとアタック感が出て、スラップ奏法にも対応できます。
Compressorモジュール:
ベース向けプリセットを使用し、THRESHOLDをやや深めに設定。
MIXを70%程度にすると、ローがまとまりやすくなります。
EQモジュール:
LOWをややカットして不要な低域の広がりを抑えつつ、MIDの800Hz〜1kHz付近を軽くブーストして存在感を加えます。
HIGHは控えめにすることで、音のまとまりがよくなります。
Low-Pass Filter:
10kHz以上の高域をカットして、不要なノイズやアンプ由来のざらつきを抑えます。
Phase Correction:
ラインとアンプの両方を録音している場合は、位相補正が非常に効果的です。
ズレを調整することで、低域がしっかりとまとまり、音圧も安定します。
DI録りに空気感を加えるセッティング術
DI(ダイレクトイン)で録音されたギターやベースの音は、輪郭はハッキリしていても、どうしても“のっぺり”とした印象になりやすいものです。
SSL Guitarstripは、そんなDI録りの素材に空気感や奥行きを自然に加えるためのツールとしても非常に優秀です。
Driveによる倍音の追加や、EQでの細やかな調整、さらには位相補正を活用した“疑似ステレオ化”まで、シンプルながら効果的な音作りが可能になります。
Driveモジュール:
GUITAR AMPモードを使用し、DRIVEを控えめに設定。
BOOSTやEDGEを軽く加えることで、原音に深みと立体感を持たせます。
MIXは30〜50%程度にして、原音の輪郭を残しつつ音の厚みをプラスします。
Compressorモジュール:
中程度の圧縮でトーンを整え、MIXを50%以下に設定して自然なまとまりを出します。
DI特有のピークの暴れを滑らかにコントロールできます。
EQモジュール:
MIDの1kHz付近をわずかにカットし、EQ AUTO LISTENで耳障りな帯域を確認しながら調整します。
HIGHを少しだけ上げると、空気感が加わります。
Phase Correction:
サイドチェインに同じ素材をわずかにずらして送ることで、簡易的なステレオ感を演出する“裏技”的な使い方が可能です。
ALIGN TO=SIDECHAINに設定し、微小なDELAYを加えて試してみてください。
他のプラグインと組み合わせるテクニック
SSL Guitarstripは単体で完結する優れた設計ですが、他のプラグインと組み合わせることでさらに自由度の高い音作りが可能になります。
このセクションでは、相性の良いプラグインや使い方のアイデアをご紹介します。
Guitarstripを“音作りの中核”として活かしつつ、必要に応じて補助的な処理を加えることで、より洗練されたトーンに仕上げることができます。
SSL Guitarstripと相性の良いプラグイン例
SSL Guitarstripはオールインワンでありながら、補助的に他のプラグインを使うことで、さらに表現の幅を広げられます。
用途に応じて空間系やマスタリング系、またはキャラクター系エフェクトと組み合わせることで、ギタートーンの完成度を高めることができます。
空間系プラグイン(リバーブ/ディレイ):
Guitarstripには空間系エフェクトが含まれていないため、別途リバーブやディレイを組み合わせることで、より立体的な音像を作れます。
例:Valhalla Room、Waves H-Delay など
エキスパンダー・ゲート系:
ノイズ処理やアタック感の強調に有効です。
SSL自身の「X-Gate」や「X-Comp」と組み合わせると、ノイズコントロールがより洗練されます。
アナログエミュレーション系EQ/チャンネルストリップ:
音に“色”を加えたい場合、SSL Native Channel Strip 2 や UAD Neve 1073 などでさらなるキャラクター付けが可能です。
Guitarstripはクセが少ないため、これらのプラグインと相性が良好です。
ステレオイメージャー/ワイドナー:
位相補正だけでは補いきれない左右の広がりを出したいときに使用します。
例:iZotope Ozone Imager、Waves S1 など
チャンネルストリップとの組み合わせ方
SSL Guitarstripはギター向けに最適化された専用プロセッサーですが、ミックス全体での音作りやキャラクター付けを考えたときに、チャンネルストリップ系プラグインと併用することでより完成度の高いトーンが作れます。
Guitarstripで“整える”、チャンネルストリップで“味付けする”という使い分けが効果的です。
SSLの他プラグインとの親和性も高く、自然な音の流れを保ちながら自由に組み合わせることができます。
SSL Native Channel Strip 2との併用:
Guitarstripで歪みや位相補正、基礎的なEQを済ませた後、Channel Strip 2で細かいEQ調整やコンプレッション、ゲート処理を加えることでプロフェッショナルな質感に仕上がります。
順番はGuitarstrip → Channel Stripが基本:
Guitarstripで素材の“基礎処理”を行い、その後のチャンネルストリップで“全体に馴染ませる”イメージです。
もちろん、意図があれば順番を逆にすることも可能です。
中域の調整を分担する:
GuitarstripのEQで大まかなトーンを決め、Channel Strip側で細かく削る/持ち上げるという役割分担が有効です。
過度なEQを1つのプラグインで行うよりも、より自然なサウンドになります。
バス処理への展開もスムーズ:
複数のギタートラックをまとめるバストラックにチャンネルストリップを挿しておくと、Guitarstripの個別調整を活かしながら、全体を統一感のある音にまとめられます。
SSL Guitarstripを実際に使ってみた感想・レビュー
SSL Guitarstripを実際に数日間使用してみて感じたのは、「音質・操作性・汎用性のすべてが高水準でまとまっている」という印象でした。
ギタートラックの処理を一括で行いたい人にとっては、まさに理想的なプラグインと言えるかもしれません。
以下、実際に使ってみて感じたメリットと気になる点をまとめます。
良かった点:
- 音質が自然で品がある
歪みやEQの効き方が非常に滑らかで、SSLらしい透明感のあるサウンドが得られました。 - 位相補正が直感的に使える
DIとマイクの併用録りでよくある「なんとなく違和感」の解消が驚くほどスムーズに行えました。 - プリセットが実用的
最初から用意されているプリセットの完成度が高く、ちょっとした調整で即戦力として使える内容です。 - パラレル処理が簡単にできる
MIXノブが各モジュールに用意されており、自然なサウンドのままニュアンスをコントロールしやすかったです。 - アコギやベースでも十分に使える
エレキ用というより「ギター全般用」として設計されているのがよくわかります。特にアコギとの相性は予想以上に良好でした。
気になった点:
- 空間系エフェクトが非搭載
リバーブやディレイは別プラグインで補う必要があるため、単体での完結は難しい場面もあります。 - ドライブの癖がやや強め
サウンドが「SSLらしい」傾向に寄っているので、派手なアンプシミュとは違う印象を持つ人もいるかもしれません。 - マニュアルは英語表記が中心
日本語情報がまだ少なく、使いこなすには多少の慣れが必要です。
総合的に見ると、「ギター用プラグインに求められる基本性能」を非常に高い水準で満たしており、かつプロの現場にもそのまま持ち込めるクオリティでした。
トラックごとに何種類もプラグインを使っていた作業が1つに集約できるのは、制作効率という意味でも大きなメリットだと感じました。
動作環境
SSL Guitarstripは、macOS・Windowsどちらの環境でも安定して動作するように設計されています。
特にAppleシリコン(M1/M2)搭載のMacにおいてもネイティブ対応されているため、Rosettaを介さずスムーズに使用可能です。
また、Windows環境でも最新のWindows 11に対応しており、主要なDAWでも問題なく動作します。
対応OS(公式確認済):
macOS Catalina(10.15)以降/Big Sur/Monterey
Windows 10/Windows 11
Apple M1/M2対応状況:
SSL Guitarstripはユニバーサルバイナリ形式で提供されており、M1/M2チップにネイティブ対応しています。
Rosettaを使わずにそのまま高速起動・処理が可能です。
対応フォーマット:
VST / VST3 / AU(macOSのみ) / AAX(Pro Tools)に対応。
ほとんどの主要DAWで使用できます。
動作確認済みホスト(公式):
Logic Pro 10/Pro Tools 2020/Ableton Live 10/Studio One 5/Cubase 11
これら以外でも、多くのホストで問題なく動作していますが、事前に体験版での確認が推奨されます。
まとめ:Solid State Logic「SSL Guitarstrip」ギタープロダクションの最短経路!エレクトリック・アコースティック・ベースギター対応、4つの専用モジュールでプリミックスからミキシングまで完璧なギタートーン創造を実現する万能ギター・プロセッサー|DTMプラグインセール
今回の記事では、SSL Guitarstripの基本機能から具体的な使い方、モジュール別の活用術まで、幅広く解説しました。
以下に、記事の要点を簡単にまとめます。
- 4つのモジュール(Drive、Compressor、EQ、Phase Correction)で音作りをトータルにカバー
- エレキ・アコースティック・ベースに対応した柔軟なサウンド設計
- 位相補正やパラレル処理など、上級者にも対応した高機能
- M1 Mac / Windows 11にも対応した安定動作
- 他のSSLプラグインや空間系との組み合わせでさらに完成度アップ
- 体験版あり。iLokクラウド対応で導入も簡単
SSL Guitarstripは、音の質と操作性、そして実用性を兼ね備えた、非常に完成度の高いギタープロセッサーです。
これまで複数のプラグインを組み合わせていた工程が、この1本で完結することで、作業効率と音の一貫性が飛躍的に向上します。
「音がまとまらない」「ギターの処理が毎回手間」という方こそ、ぜひ一度試してみてください。
音作りがシンプルに、そして楽しくなるはずです。
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