
夏のプールが、実は楽器になるって知っていましたか?
フィールドレコーディングで収録した自然音や水音を使い、オリジナルのVST音源を作り上げたプロジェクトをご紹介します。
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自宅のプールが楽器に!?夏のフィールド録音で作るユニークなVST音源

夏といえばプール。涼しさを楽しむだけでなく、音楽制作のインスピレーションにもなるってご存知でしたか?
Necatuss氏が発表したVST音源「Using a Swimming Pool as a Musical Instrument」は、まさにそのアイデアを形にしたユニークな作品です。
プールでの録音体験:音の収集方法
Necatuss氏は、ある夏の日に自宅のプールを使ってフィールドレコーディングを行いました。
ただの水遊びで終わらせるのではなく、リラックスタイムを音楽制作の一環として活用したのです。
収録した音は以下の通りです。
- 周囲の環境音
- セミやコオロギの鳴き声
- カエルや鳥のさえずり
- 夏の自然を感じさせる癒しの音が中心
- 水に関する音
- 水の跳ねる音や波紋
- プールのポンプが動作する音
- 動的でリズミカルな効果を持つ音素材
- プールの構造を叩いた音
- プールの側面を手で叩いた打音
- 鈍い音から硬質な音までさまざまなバリエーション
- 打楽器のような感覚で使える素材
音の使い方:リズムからパッドまで対応
集めた音素材をただ並べるだけでは終わりません。
Necatuss氏はこの素材から2種類の楽器的表現を生み出しています。
パーカッションとしての活用
- フォーリーサウンドを打楽器化
- 水音や叩く音をパーカッションに変換
- トラックに独特のリズム感と「有機的な質感」を加えることが可能
- オリジナリティあるグルーヴ作り
- 他にはない素材から作る音なので、他のトラックと被らない独自性がある
音階を持つ楽器としての展開
- トーナル・インストゥルメントの制作
- 単なるパーカッションではなく、音階を持つ楽器として再構築
- トーナル・レゾナンス(共鳴)を活用
- 音の響きを丁寧に加工し、豊かで広がりのあるパッドサウンドを作成
- 過去の経験を応用
- 以前は3Dプリンタの音をグラニュラー・シンセで使用した実績もあり、今回もその知見を活用している
このVSTの魅力
この作品が特別な理由は以下の点にあります。
- ユニークな発想
- プールを音源として利用するという発想自体が斬新
- 夏らしい音の質感
- 聴くだけで「夏の午後」の風景が浮かぶような、情緒的な音色
- 創造性を刺激するツール
- 既成音源では得られない“遊び心”と“実験性”がある
まとめ:Necatuss「Using a Swimming Pool as a Musical Instrument」セミや鳥の鳴き声、水の跳ねる音、プールの側面を叩いた音!夏の午後を切り取ったようなサウンドをそのままDAWで鳴らせるフィールド録音系VST音源|DTMプラグインセール
プールで遊ぶだけじゃもったいない。
自然音や水音を収録し、VST音源として楽器化した「Using a Swimming Pool as a Musical Instrument」は、夏を音で楽しむユニークなプロジェクトです。
- プールの音を録音して楽器にするというユニークな発想
- 自然の音や水の動きが有機的なパーカッションに変化
- 音階をもつパッドとしても使える音源設計
- 夏の空気感をそのまま音楽にできる特別な素材
録音機材を持っている方なら、同じように身の回りの音を使って音楽を作るヒントにもなるかもしれません。
夏のひとときを“音”で切り取るこのプロジェクト、ぜひチェックしてみてください。