Brainworx「bx_pulsar」テープからグラニュラーまで5つのディレイモードを完備！多彩なステレオルーティングとカスタムタイム比で構築する立体的ディレイ空間

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ディレイで空間を作りたいけど、設定が難しい
どのモードを使えばいいのか分からない

そんな悩み、ありませんか？

bx_pulsarは、Brainworxが開発した多機能ディレイプラグイン。5つの個性的なディレイモードと、自由度の高いステレオルーティングで、Lo-Fiから幻想的な空間演出まで対応できます。

本記事では、公式マニュアルだけではわかりづらいポイントも含め、bx_pulsarの魅力と使い方をやさしく、具体的に解説します。

「bx_pulsarを使いこなしたい」と感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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CONTENTS

Brainworx「bx_pulsar」とは？その特徴とできること

bx_pulsarは、Brainworxが開発した多機能ディレイプラグインです。

アナログ機材のような温かい質感から、透明感のあるデジタルディレイ、さらに特殊なテクスチャを持つモードまで幅広く網羅しています。

設定の自由度が高く、音の奥行きや動きも簡単に演出できるため、ボーカル、シンセ、ギターなどあらゆる音源に対応します。

bx_pulsarはどんなプラグイン？

bx_pulsarは、複数のディレイタイプや空間効果を一つに集約した、柔軟性の高いプラグインです。

ルーティングやステレオ操作も自由自在で、従来のディレイでは作れなかった立体的なサウンドメイクが可能になります。

5つのディレイモード：
AIR、MAGNETIC、CIRCUIT、AETHER、REVERSEといった異なるキャラクターのモードが選べます。
それぞれに専用パラメータがあり、Lo-Fiからクリア系、グラニュラー系まで対応可能です。

8ステップシーケンサー：
各ステップにディレイラインを割り当てて、ステレオの動きやパターンを自在に設計できます。
一歩進んだリズム表現に役立ちます。

フィルターとダッキング：
ディレイ音にローカット・ハイカットをかけたり、原音とのバランスを自動的に調整することで、ミックス全体がすっきり仕上がります。

多彩なルーティングオプション：
Ping Pong、Criss Cross、左右比率のカスタム設定など、ステレオ感や反復の配置を細かく調整できます。

他のディレイと何が違うのか

bx_pulsarの最大の強みは、「音が動く」「音が個性的に変化する」ディレイ体験ができることです。

単純なエコーではなく、モジュレーションやステレオ配置で表情をつけたり、特定の周波数を強調・カットしたりと、創造的な音作りを支えます。

音色の変化が大きいモード切替：
各ディレイモードが全く異なる設計思想を持っており、音の立ち位置や質感そのものが変わります。
テープ風、逆再生、キラキラした反復音など、まるで別プラグインのような変化です。

ステレオ構成の自由度が高い：
左右のディレイタイムを個別に設定したり、音を左右に行き来させるなど、空間の広がり方を細かくコントロールできます。
シンプルなステレオから複雑な動きまで実現できます。

フィードバックと揺れ感の演出：
フィードバック量とモジュレーションを組み合わせることで、幻想的で揺らぎのある空間が生まれます。
特にAETHERやMAGNETICではその効果が顕著です。

即戦力になるGUI設計：
直感的なインターフェースで、機能の多さに対して迷わず操作できます。
パラメータの変化が視覚的にも分かりやすいのが安心感につながります。

bx_auraとの違いと使い分け

bx_auraは空間を“満たす”リバーブ、bx_pulsarは空間に“動き”を与えるディレイという役割を持っています。

それぞれ単体でも完成度は高いですが、併用することでよりリアルで立体的な音像を演出できます。

bx_auraはリバーブ特化型：
音を広げる・滲ませる効果に優れ、アンビエントやパッド系に最適です。
反響の質感や残響時間のコントロールが繊細に行えます。

bx_pulsarは動きの演出に強い：
ディレイの繰り返しやステレオパンニングを駆使して、音の動きを作り出すことが得意です。
時間差で定位を変えることで、自然な奥行きが生まれます。

使い分けのポイント：
パッドや環境音にはbx_auraを先にかけてから、bx_pulsarでディレイを加えると奥行きが倍増します。
逆に、bx_pulsarでリズム感を演出したあとに、bx_auraで包み込むような処理も有効です。

併用時の接続順：
bx_pulsar → bx_auraで“音の流れ”を感じやすく、逆にすると“空間に余韻”を残せます。
曲調や音源によって切り替えると効果的です。

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bx_pulsarの5つのディレイモードを徹底解説

bx_pulsarの最大の特徴の一つが、音の質感や動きを大きく変える5つのディレイモードです。

それぞれのモードには異なるアルゴリズムが採用されており、音楽ジャンルや楽曲の雰囲気に合わせて選択できます。

単なる“音の繰り返し”ではなく、“どんな質感で空間に響かせるか”を設計するための中核機能と言えるでしょう。

AIRモード：
クリーンで原音忠実なデジタルディレイ。
音の劣化や歪みが一切なく、無色透明な繰り返しが可能です。
モジュレーションやディフュージョンを追加することで、パッドやピアノにも自然になじみます。

MAGNETICモード：
テープやカセットなど磁気メディアを模した温かみのある音。
ワウやフラッター、ノイズといった“揺れ”や“劣化”を加えることで、Lo-Fi系やヴィンテージ感ある音作りに最適です。
Reel、Space、Cassette、Dustyという4つのサブタイプから選べます。

CIRCUITモード：
BBD（バケット・ブリゲード・デバイス）方式を再現したアナログ風ディレイ。
ペダルやラック型のアナログディレイをモデルにしており、フィードバックによる歪みやザラつきも楽しめます。
Studio、Vintage、Pedal、Moddedといったタイプがあります。

AETHERモード：
煌めきや奥行きを強調した創造的ディレイ。
RadianceとSparkleといった独自パラメータで、音をグラニュラー的に加工したり、幻想的な広がりを加えることができます。
パッド系やアンビエント系におすすめです。

REVERSEモード：
逆再生されたような浮遊感を与えるディレイ。
Compressでトランジェントを抑えながら、音像をなめらかに整えることができます。
Diff Sizeを使えば、空間の広がり方も自在に調整可能です。

ステレオルーティングとシーケンサー活用術

bx_pulsarのもう一つの強力な機能が、柔軟なステレオルーティングと8ステップのディレイシーケンサーです。

左右のディレイタイムを別々に設定したり、リズムに変化をつけたりと、音の“動き”や“広がり”を直感的にデザインできます。

ミックス内での存在感を調整したり、楽曲のグルーヴを補強する手段としても非常に有効です。

Ping PongとCriss Crossの違いと効果

Ping PongとCriss Crossは、ディレイ音の反復経路に変化をつけるルーティング方式です。

ステレオ空間において左右の動きが生まれることで、立体的かつ動きのある音像が作れます。

両者の違いを理解することで、楽曲のテンポや構造に合ったディレイ処理が可能になります。

Ping Pong：
左から右、右から左へと交互に音が跳ね返る方式。
反復が左右に行き交うため、シンプルなフレーズでも奥行きが生まれます。
空間系エフェクトとして非常に人気の高い設定です。

Criss Cross：
左右のディレイが交差するように反復される特殊なルーティング。
Ping Pongよりも複雑なステレオ配置となり、左右で異なるリズム感を演出できます。
変則的なグルーヴや即興性のある効果が必要な場面に最適です。

RatioとOffsetで作るステレオの動き

RatioとOffsetを活用することで、左右のディレイに“ズレ”や“リズムのずれ感”を与えられます。

単なるパンニングとは異なり、時間的な違いでステレオ感を強調できるため、サウンドの奥行きや複雑さが増します。

Ratio：
左右のディレイ比率を調整するパラメータ。
1:1で左右が同じタイミングになる一方、2:3などにすると左は2回、右は3回鳴るという非対称リズムが作れます。
ポリリズムやハネ感を演出するのに適しています。

Offset：
左右のタイミングに微妙なズレを与える機能。
例えば50msに設定すると、片側が25ms先行、もう片方が25ms遅れる構造になります。
その結果として自然な広がりやステレオディレイ効果が得られます。

シーケンサーモードの使い方と効果的な設定

シーケンサーモードは、8ステップで構成されたディレイパターンを個別に設定できる高度な機能です。

各ステップに音を配置し、パンやオン・オフを自由に制御できるため、通常のディレイでは作れない動きやリズム表現が可能になります。

ステップ切り替え：
各ステップのオン・オフをクリックで設定可能。
一部だけを鳴らすことで、跳ねるような効果や部分的エコーが作れます。

ステップパンニング：
各ディレイステップの定位を個別に設定。
ディレイがステレオ空間を移動するような演出が可能になります。
ボーカルやリード楽器にも動きを与えられます。

LOOPとONCEの切替：
LOOPではパターンが繰り返され、ONCEでは一巡で停止。
短いフレーズや効果音的な使い方ではONCEが活躍します。
曲の展開やビルドアップにも利用できます。

bx_pulsarの使い方：フィルターとモジュレーションの使い方

bx_pulsarには、音の質感やディレイの印象をコントロールするための高性能なフィルターとモジュレーション機能が搭載されています。

単にエフェクトを加えるのではなく、音の輪郭を整えたり、音色のキャラクターを変えることができるため、サウンドデザインやミックスの仕上げにおいて非常に重要な役割を担います。

Pre/Postの違いと効果的な使い分け

フィルターには「Pre（遅延の前）」と「Post（遅延の後）」の2つの配置があります。

それぞれの位置によって、フィルターが音に与える影響が大きく異なります。

Freeze機能との組み合わせにも関わるため、意図した効果を出すには配置の理解が欠かせません。

Pre：
ディレイの入力前にフィルターを適用。
入力信号そのものを削ってから遅延させるため、Freeze時にはフィルターの効果が反映されません。
原音に対して“フィルター付きのディレイ成分”を加えるイメージです。

Post：
ディレイの出力後にフィルターがかかる構造。
Freeze中もフィルター効果が残り、音の印象をそのまま維持・調整できます。
ディレイ全体の質感を柔らかく整えたい時に有効です。

モジュレーションの設定例と音の変化

モジュレーションは、ディレイ音に揺れや動きを加えるための機能です。

わずかな揺らぎを加えるだけでも、機械的な繰り返しが有機的なサウンドに変化します。

bx_pulsarでは、モードごとに異なるモジュレーションタイプが用意されており、それぞれに音の個性があります。

Mod Rate：
揺れの速さを調整するパラメータ。
遅い設定では自然な変化、速くするとトリッキーで効果音的な印象になります。

Mod Amount：
揺れの深さや強さを決める項目。
少しだけ加えるとアナログ感が出て、深くすると不安定な効果が得られます。

各モードによる違い

スクロールできます

モード	モジュレーションの特徴
AIR	サイン波状の滑らかな揺れ。透明感のある動き
MAGNETIC	ワウ・フラッター・ノイズで不安定さを演出
CIRCUIT	BBD的な歪みと揺れが重なるヴィンテージ感
AETHER	キラキラとした輝きのあるピッチ変化
REVERSE	揺れよりもコンプレッションと拡がりが中心

グルーヴ感を演出するスイングとダッカー設定

bx_pulsarは単に音を遅らせるだけでなく、タイミングやダイナミクスのコントロールによって、楽曲全体の“ノリ”や“心地よさ”にも影響を与えることができます。

特にSwing（スイング）やDucker（ダッカー）といった機能は、ディレイをリズムに自然に溶け込ませたいときや、音が混み合う場面での整理に非常に効果的です。

スイングとオフセットの違いと調整ポイント

ディレイのリズム感にニュアンスを加えるには、SwingとOffsetの2つのパラメータが鍵となります。

どちらもタイミングに関わる設定ですが、それぞれ役割と効果が異なります。

適切に使い分けることで、ディレイが単なる反復ではなく、曲のリズムの一部として“ノる”ようになります。

Swing：
奇数拍にズレを与えることで、ディレイにタメやハネ感を追加。
50%を基準に、左に回すとタイトな感じ、右に回すとルーズな印象になります。
ビート系やグルーヴ重視の楽曲で有効です。

Offset：
ディレイ全体を前後にずらす設定。
ミリ秒単位で調整できるため、ディレイ音を“走らせる”または“溜める”ようなニュアンスが出せます。
ボーカルやメロディラインのディレイでタイミング調整するのに便利です。

ダッキングの基本と使いどころ

ダッカーは、原音とディレイ音がぶつからないようにバランスをとるための機能です。

自動でディレイ音を抑える処理を行うため、音数の多いミックスや、ボーカルの明瞭さを保ちたい場面で重宝します。

bx_pulsarのダッカーは、フィードバックや入力の両方に作用させることができ、非常に柔軟です。

Target（適用位置）の選択：
POST（通常）、FEEDBACK（ディレイの尾）、BOTH（両方）から選べます。
音の“被り方”に応じて適切な設定を選ぶのがポイントです。

Amount：
どれくらい抑えるかを決定するパラメータ。
大きくすると原音がある間はディレイが大きく下がり、明瞭感がアップします。

Release：
ディレイが戻るまでの時間。
短くするとすぐにディレイが復帰し、長くすると余韻が自然に消えていくような印象になります。

bx_pulsarのおすすめプリセットと音作り例

bx_pulsarには、初期状態からすぐに使える高品質なプリセットが多数用意されています。

プリセットは「とりあえず使ってみる」ための便利な入り口であると同時に、サウンドのヒントにもなります。

ここでは、特に実用性の高い設定や、楽器ごとの応用例を紹介しながら、自分の音作りに取り入れやすい使い方を解説します。

ボーカルに合う設定とその理由

ボーカルは他の楽器と比べて音像の中心を担うため、ディレイの使い方には特に注意が必要です。

プリセット選びやパラメータ調整のポイントを押さえることで、言葉の明瞭さを保ちながら奥行きを加えることができます。

AETHERモードの使用：
RadianceとSparkleを軽めに加えることで、声に広がりと浮遊感を与えます。
高域が強調されるので、女性ボーカルやアンビエント系に効果的です。

DuckerのPOST設定：
ボーカルが入っている間はディレイ音を抑えることで、歌詞が聴き取りやすくなります。
Amountを50〜70％程度に設定すると、自然な掛かり具合になります。

Preフィルターでローカット：
100Hz以下をカットして、不要な低域をディレイに乗せないようにします。
声の明瞭度を保つのに役立ちます。

ギターやシンセでの応用例

ギターやシンセは、ディレイとの相性が非常に良い音源です。音の切れ目に余韻を残したり、リズムにノリを加えたりと、表現の幅が一気に広がります。

bx_pulsarならではの細かい調整やモードの選び方を知っておくことで、より魅力的なサウンドが作れます。

MAGNETICモードでLo-Fi系：
CassetteまたはDustyタイプを使うと、ノイズ感やワウ・フラッターの揺れが加わります。
Lo-Fiビートやチル系のシンセにぴったりです。

Ping Pongルーティングで空間演出：
クリーン系のギターやシンセにはAIRモードとPing Pongの組み合わせが効果的です。
左右の広がりが自然に出て、ミックスの中でも存在感が高まります。

Sequenceモードでリズミックに：
8ステップをパンニング付きで使えば、ディレイが左右を動きながらリズムを刻むように響きます。
シーケンシャルなシンセやアルペジオに合います。

bx_pulsarの導入を迷っている人へ

bx_pulsarは、多機能でありながら直感的に操作できる設計が魅力のディレイプラグインです。

初心者でも扱いやすく、上級者にとっては表現の幅を広げられる奥深さを兼ね備えています。

音の広がり、揺れ、動き、そして質感を細かくコントロールできるので、今ある楽曲に「もう一段階上の空間演出」を加えたい方にぴったりです。

使い始めやすさ：
豊富なプリセットと視覚的に分かりやすいUIで、直感的に扱えます。
どこから触っていいかわからない…という悩みにも優しい設計です。

表現力の高さ：
5つのディレイモードに加え、自由なルーティング、フィルター、ダッキング、モジュレーションまで備えています。
「ちょっとディレイをかける」以上のことが簡単にできます。

価格に見合う価値：
多くの機能を1つのプラグインに集約しているため、他のエフェクトを組み合わせる必要が減ります。
これをきっかけに、ミックスの工程がシンプルになる方も多いはずです。

システム要件

bx_pulsarを快適に動作させるためには、あらかじめ使用するOSやDAW（音楽制作ソフト）の環境が、対応条件を満たしているかを確認しておく必要があります。

以下に、基本的なシステム要件をまとめました。

対応OS：
macOS 10.11以上、Windows 8以降に対応
Appleシリコン（M1/M2）にもネイティブ対応済み

対応プラグインフォーマット：
VST2、VST3、AU（Audio Units）、AAX
主要なDAWで広く利用可能です

対応DAW：
Logic Pro、Cubase、Ableton Live、Pro Tools、Studio One など
64bit環境が必須となります

ライセンス認証：
Plugin AllianceアカウントとInstallation Managerが必要
オンライン認証またはUSBフラッシュドライブによるオフライン認証に対応

インストール容量：
約250MB程度（システムによって異なります）
インストール時には十分な空き容量を確保してください

インターネット接続：
初回インストールおよびライセンス認証時に必要
その後はオフライン環境でも使用可能です

まとめ：Brainworx「bx_pulsar」テープからグラニュラーまで5つのディレイモードを完備！多彩なステレオルーティングとカスタムタイム比で構築する立体的ディレイ空間｜DTMプラグインセール

今回の記事では、Brainworx「bx_pulsar」の特徴から、各モードの解説、活用テクニックまで詳しくご紹介しました。

以下に、内容を簡単にまとめます。

bx_pulsarは5つのモードを備えた多機能ディレイプラグイン
ステレオルーティングとシーケンサーで立体的な空間を構築可能
フィルター・モジュレーション・ダッカーで音作りの自由度が高い
ボーカルやギター、シンセなど幅広い音源に対応
プリセットやGUIも充実しており、初心者にも使いやすい
bx_auraと組み合わせることで空間演出の完成度がさらにアップ

このように、bx_pulsarは「音の動きと空間」を細かくデザインできる優れたプラグインです。
ぜひ一度、実際に使ってその表現力を体感してみてください。楽曲に新しい空気感が加わるはずです。

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