
ちょっと音にニュアンスを加えたい…
そんな時にぴったりなのが、実在するドリンクシェイカーを使ったDacr Shaker。
家庭的な素材とプロの手によって生まれた、リアルなパーカッション音源の魅力を紹介します。
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Dacr Shaker:実際のシェイカーを使ったリアルなパーカッション音源

音楽制作の現場では、ちょっとした工夫から生まれるユニークなサウンドが曲の印象を大きく左右します。
今回ご紹介するのは、まさにそんな「ひらめき」から生まれたサンプル音源「Dacr Shaker」です。
そもそもDacr Shakerとは
Dacr Shakerは、その名の通りシェイカー系のパーカッション音源です。
しかし、単なるデジタル音源ではありません。
開発者であるDacr氏が自宅のバーキャビネットで見つけたドリンク用シェイカーに、キッチンから持ってきたミレット(雑穀)を詰めて作った、非常に実験的かつリアルなシェイカーです。
こだわりの録音方法
- 録音にはショットガンマイクを使用
- Shureのレプリカマイクを使って、自然な広がりとリアルなアタック感を忠実に収録。
- 使用されたDAW
- DAWには「Waveform 13 Pro」が使用されており、高い精度と柔軟性をもって編集・サンプリングが施されています。
サンプル仕様の詳細
このライブラリの魅力は、細かく作り込まれたサンプリング構成にあります。
- サンプルタイプは2種類
- クリアサウンド:高音域がはっきりした抜けの良い音。
- マフルサウンド:音の輪郭がややソフトで、背景に溶け込みやすい音。
- 揺らし方の両方向を収録
- 前後・上下いずれの方向で振った音もサンプリング済み。細かいニュアンスを再現可能。
- 各タイプごとに5つのサンプル
- 同じサウンドタイプでも、微妙なばらつきがある5つのバリエーションが含まれ、リアルさを高めています。
- 3段階のベロシティレイヤー
- 演奏の強弱に応じて自然に音が切り替わる設計。打ち込みでも人間らしい抑揚が表現可能です。
実際の使用感と特徴
Dacr氏自身がライブレコーディングで愛用しているこのシェイカーは、ミニマルながら使いどころの多い音源です。
- 実在する物体を用いた“Found Sound”である
- 市販されているシェイカーではなく、家庭にあるアイテムで自作された音源のため、唯一無二の質感。
- ミックスに自然に溶け込むサウンド
- マイク録音による生々しさと、ミレットならではの独特な粒立ちが、デジタル音源とは一線を画します。
- DAW上での扱いやすさ
- ベロシティとバリエーションが豊富なので、打ち込みでも単調にならず、繊細な演奏表現が可能です。
まとめ:Dacr「Dacr Shaker」ショットガンマイクとWaveform 13 Proで収録されたリアルな揺れの質感がクセになる!“生活音×プロ録音”のハイブリッドなシェイカー音源|DTMプラグインセール
Dacr Shakerは、シンプルながら奥行きのあるシェイカー音源を探している方にぴったりのライブラリです。
・ドリンクシェイカーにミレットを詰めた「Found Sound」系サンプル
・クリアとマフルの2種サウンドで幅広い表現が可能
・前後両方向の揺れを収録し、自然な演奏感を再現
・5つのバリエーション×3ベロシティでリアルな打ち込み対応
・ショットガンマイクとWaveform 13 Proを用いた丁寧な録音設計
Dacr Shakerは、ちょっとしたグルーヴ作りや音の隙間を埋めたい時に最適なサンプル音源です。
個性的で温かみのある“手作り感”が、デジタルの冷たさに彩りを添えてくれます。