
デジタルミックスが平坦に感じる…。
そんな悩みに、アナログ卓の温かみと立体感を手軽にプラスできるのが「CircuitMix」です。
この記事では、その特徴や使い方を分かりやすく解説します。
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CircuitMix:アナログ卓の温かみをDAWに再現するプラグイン

「デジタルのミックスが無機質に感じる…」そんな悩みを抱えている音楽制作者は多いのではないでしょうか?
CircuitMixは、そんな悩みを解消するために開発された、アナログコンソールの温かみや質感を手軽にDAWへ取り入れられるプラグインです。
CircuitMixの特徴
CircuitMixは、単なるサチュレーション(歪み)プラグインとは異なり、以下のようなアナログ機材特有のニュアンスを、極めて自然に加えることができます。
アナログ・コンソールのサミングと質感を再現
- 実機の回路に見られる非線形な動作や微細な倍音をシミュレート
- デジタルミックスに有機的なまとまりと生命感をプラス
- 個別トラックだけでなく、ミックス全体で効果を発揮
非常に自然な処理
- 「歪み系」のような露骨な効果はなく、あくまで subtle(控えめ)な変化
- 1トラック単体ではほとんど違いが分からないが、全チャンネルに適用することでミックス全体の立体感や厚みが生まれる
CircuitMixの使い方
CircuitMixは非常にシンプルな操作性で、初心者からプロまで直感的に扱えます。
基本操作
- 各トラックにCircuitMixをインサートするだけ
- 極端に音を歪ませるような設計ではないため、全トラックに適用するのが推奨
- ミックス全体でじわじわと効果が現れる
各コントロールの詳細
DRIVE(ドライブ)
- 実質的にはアナログ卓のフェーダーに相当
- 50%がユニティゲイン(入力と出力のレベルが同じ)
- DRIVEを上げることで、回路エミュレーション内で信号が増幅され、より濃厚なアナログ感が得られる
- 必要に応じて、入力・出力ゲインのトリムノブでレベル調整が可能
TRANSFORMER(トランスフォーマー)
- 磁気ヒステリシス(トランスコイルの自然な動作)を再現
- 高レベル時にはトランスが「チョーク」し、周波数帯域が狭まる(低域や高域が控えめになる)
- ナチュラルでヴィンテージ感のある音色変化を好みに合わせて調整可能
対応環境・システム要件
対応環境・システム要件は以下の通りです。
対応OS
- macOS Ventura(13.6)以上
- Apple Silicon(M1、M2など)対応
- 64ビット専用
- 現時点でWindows(PC)は未対応
プラグイン形式
- VST3(Mac)
- AU(Macのみ)
注意点(Macユーザー向け)
- CircuitMixは署名されていないソフトウェアとして扱われる場合がある
- 使用時にmacOSのシステム設定から許可が必要な場合がある
- Apple公式サイトやYouTubeのチュートリアルを参考に対応可能
まとめ:MORPHOICE「CircuitMix」ミックスに立体感と深みをプラスしたい人必見!アナログ回路の非線形動作とトランスコイルの自然な音の変化で、デジタル音源が一気に有機的に生まれ変わるプラグイン|DTMプラグインセール
CircuitMixは、ミックスのクオリティや表現力を底上げするための非常に便利なプラグインです。
- アナログ回路の非線形動作と微細な倍音を再現
- 全トラックに挿すことでミックス全体が有機的にまとまる
- 極端な歪みはなく、品のある自然な変化
- TRANSFORMERノブでトランスコイルの動作を再現
- Mac専用(Windows未対応)
デジタルの無機質さに物足りなさを感じる方は、ぜひ試してみてください。