
音に立体感を持たせたい
ヘッドホンリスニングで没入感を高めたい
そんなクリエイターに向けて開発されたのが「HALO 3D Pan」です。
直感的な操作性とリアルな空間表現を両立したこのプラグインは、音の定位に新しい表現力を与えてくれます。
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HALO 3D Pan:ヘッドホンリスニングに革命を起こす空間音響プラグイン

HALO 3D Panは、音楽制作やサウンドデザインにおいて「立体的な音像」を実現するためのバイノーラル・パンニング・プラグインです。
特にヘッドホンでの再生に最適化されており、まるで音が自分の周囲をぐるぐると回っているような臨場感を作り出せます。
HALO 3D Panの主な機能と特徴
以下に、HALO 3D Panの主要機能を詳しく解説します。
- バイノーラル・パンニングの実装
- あらかじめ収録されたバイノーラルインパルスレスポンス(IR)を使用し、頭の周りを音が動くように再現。
- リスナーの頭部位置を基準にしたリアルな音の移動が可能。
- 4つのメインコントロール
- Azimuth(アジマス):左右方向の角度を調整。音が頭のどの方向にあるかを設定可能。
- Elevation(エレベーション):上下方向の角度を調整。頭の上や下から音が聞こえる感覚を表現。
- Width(幅):ステレオ入力の左右の広がりを調整。立体感や奥行きを出したいときに有効。
- Focus(フォーカス):立体的なパンニングと通常のパンニングの間をミックス。空間感の加減を調整できる。
- 高度な空間音響技術
- HRTF(頭部伝達関数)を使用し、左右の耳に異なるフィルターを適用することで自然な定位を再現。
- Neumann KU100の「Spherical Far-Field HRIRデータセット」を活用。
- リアルタイム演算に対応
- PFFFT(Pretty Fast Fast Fourier Transform)ライブラリを使い、オーディオ信号を高速フーリエ変換。
- 50%のオーバーラップアド方式で変換ノイズを抑え、高精度なサウンド処理を実現。
- 直感的な3DグラフィックUI
- GPUでリアルタイムにレンダリングされるレイマーチベースの3Dインターフェース。
- ユーザー操作に対して即座に反応し、マウスのドラッグ操作で各パラメータの調整が可能。
- アジマスノブ上にリアルタイムのオーディオスペクトラムを表示。
効果的な使い方のヒント
実際に使用する際に効果的なテクニックも公式に紹介されています。
- Azimuthを自動化して360度回転
- ノコギリ波(Saw Wave)でAzimuthを自動化すると、音が360度ぐるっと一周する効果が得られる。
- 映像やゲームで動きのある音を作るときに便利。
- Elevationは基本0度に設定
- 高くするとWidth(横の広がり)が狭くなってしまうため、基本は0度を推奨。
- 垂直方向の動きは控えめにした方が自然。
- Widthの微調整で立体感を追加
- 0%→25%への調整だけでも、音に奥行きが生まれる。
- ただし広げすぎると定位がぼやける場合もあるため注意。
- Focusは100%で完全な空間音響に
- 空間感を最大限に引き出したいときはFocusを100%に設定。
- 中間値ではトランジェント(音の立ち上がり)が良くなる一方で、位相の問題が出る可能性もある。
- UI操作の裏技
- ダブルクリックで各パラメータをデフォルト値にリセットできる。
対応OSとインストール手順
- 対応OS
- macOS 10.15以降
- Windows 10以降
- ※64bitのみ対応
- ※Pro Toolsには非対応
- インストール方法
- macOS
.pkg
ファイルをダウンロードし、案内に従ってインストール
- Windows
.zip
ファイルを展開し、.vst3
ファイルを「C:\Program Files\Common Files\VST3」に移動
- macOS
- 対応DAW
- Ableton Live、FL Studio、Logic、REAPERなど、VST3またはAUに対応したDAW
まとめ:Nathan Blair「HALO 3D Pan」音が前後・上下・左右に自由自在!3D空間の中を音が回る、視覚で操作、耳で感じる空間を操る新定番プラグイン|DTMプラグインセール
HALO 3D Panの魅力は以下の通りです。
・HALO 3D Panは、ヘッドホン用に最適化された空間音響プラグイン
・Azimuth・Elevation・Width・Focusの4つのパラメータで立体的な音像を自在にコントロール
・バイノーラルIRとHRTF技術によりリアルな空間表現を実現
・レイマーチによる3D GUIで視覚的にもわかりやすく操作可能
・自動化や微調整のテクニックにより、プロ仕様のサウンドデザインが可能
以上の内容を活用すれば、あなたの音作りにさらなる深みを加えることができます。
次回のトラック制作に、ぜひこのプラグインを取り入れてみてください。

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