
音をもっと面白くしたい
ただ綺麗な音だけじゃ物足りない
そんなあなたにぴったりなのが、Denise AudioのBad Tape 2。
この記事では、Bad Tape 2の特徴から活用法、どんな人におすすめなのかまで詳しく紹介します。
Bad Tape 2:を“壊して遊ぶ”革新的ローファイテープエミュレーター

「Bad Tape 2」は、Denise Audioが手がける“ただのテープエミュレーターではない”プラグイン。
オリジナルのBad Tapeのコンセプトを受け継ぎながら、より細かく、より狂った音作りを可能にするツールへと進化しています。
Bad Tape 2の核となる特徴
- 多彩なローファイエフェクトが一体化
テープサウンドに関連する劣化表現を、複数のパラメータで再現できます。
以下のような効果が搭載されています。- Wow and Shake:ピッチ揺れやジッターを与え、レトロで揺れるような質感を加える
- Harm:劣化したテープで起こるような、ノイズに近いアーティファクトを散りばめる
- Squeal and Hiss:ホワイトノイズやスプールの音で“アナログ感”を演出
- Detune:リアルタイムで速度を変化させ、リールマシンのような再生・停止の質感を再現
- Color:中域のザラつきから高域のキラつきまで、音色を自在に変化
- Push-Pullグラフで帯域をコントロール
特定の周波数帯にだけサチュレーションを加えることが可能。- たとえばスネアの高域だけを“悪く”することもできる
- オートメーションと組み合わせれば、時間的な変化も演出できる
- Saturation機能で温かみとキャラクターを付加
オーバーサンプリング対応で、アナログ的な歪みを高精度で再現。- ミックスバスにも適応できる上品さから
- 極端なサチュレーションによるサウンド破壊まで対応
Denise Audio「Bad Tape 2」の価格

新たに追加された4つのエフェクト

Bad Tape 2では、以下のエフェクトが新たに搭載されています。
- Phaser
滑らかな位相効果を付加し、揺らぎのあるサウンドを演出 - Doubler
微細なピッチ・タイミングの変化でステレオ感を広げる - Resonator
特定の周波数を強調し、空間的な響きや共鳴を加える - Magnet
テープの磁気的な引っかかり感を模倣し、粘り気のある音に変化させる
サイドチェインで他のトラックと“連動”できる
- 外部オーディオソースからトリガー可能
エフェクトごとに、サイドチェインで影響度を個別に設定できます。- キックでベースシンセのピッチをずらす
- ボーカルを使ってギターの再生速度を変える
- パーカッションでノイズ系エフェクトをグリッチ化
- DAWテンポ同期にも対応
Detuneの「巻き戻し/再生回復時間」も調整できるため、リズムに合わせた変化を演出可能。
Bad Tape 2の使い方・活用法
Bad Tape 2は、ただ音を“悪く”するためのツールではありません。
むしろ、意図的な劣化や揺らぎを加えることで、楽曲に深みや個性を与えるための“表現の幅を広げる武器”として使えます。
以下に、具体的な活用例を紹介します。
- シンセリードに揺らぎを加えて不安定さを演出
「Wow」や「Shake」パラメータを使って、ピッチに微妙な揺れを加えることで、80年代風のレトロなサウンドや、Lofi感のあるシンセリードを作ることができます。 - ボーカルトラックに“汚し”を加え、表現力を強調
「Color」や「Harm」で中域にザラつきを追加すれば、ボーカルの“生々しさ”が増し、ダーティな質感を演出できます。
あえて歪ませることで、エモーショナルな印象を強調することも可能です。 - ドラムやパーカッションにグリッチ感を付加
サイドチェイン機能を使い、別トラックから「Hiss」「Detune」などのエフェクトをトリガーすることで、リズミカルに劣化させる演出ができます。
これにより、パーカッシブでグルーヴィな変化を加えられます。 - ギターにヴィンテージ感を追加して空気感を作る
軽めの「Saturation」や「Squeal」を組み合わせることで、古いテープに録音したような温かみと存在感が得られます。
エレキギターのクリーントーンと非常に相性が良いです。 - ミックス全体に“レトロな味付け”を加える
マスターバスに軽くインサートし、「Push-Pull」グラフで高域だけに劣化処理を行うことで、ミックス全体の質感を“少しだけ古くする”という上品な演出が可能です。 - DAWテンポに同期してエフェクトをリズム化
「Detune」の巻き戻し・再生速度をテンポに同期させると、ビートに合わせてタイミングよく崩す・戻すという変化を加えられ、曲に有機的な動きが生まれます。
実際のユーザーの声
- 「すべてのシンセに使ってる。特にWowとTapestopが好き」 — Suff Daddy(アーティスト)
- 「Colorノブでボーカルを最高にできる。軽くサチュレーション加えるだけで深みが出る」 — Tigerlight(DJ/ボーカリスト)
- 「見た目はシンプルだけど、実際はものすごく破壊的」 — Music Tech(レビュー)
- 「普通のテープ系とは違う。むしろ“クリエイティブツール”」 — Skyler Gibbons(エンジニア/プロデューサー)
Bad Tape 2がおすすめな人
Bad Tape 2は、従来のテープエミュレーターとは異なり、単なる“温かみ”の再現だけでなく、“大胆な音崩し”にも対応できるプラグインです。
そのため、特定のスタイルや用途にハマる人にとっては、かなり魅力的な選択肢になります。
以下に、特におすすめしたい人のタイプを紹介します。
- Lofi系やレトロサウンドを志向するプロデューサー
古びたカセット感や揺らぎのある音像を演出したい人にはぴったりです。
リアルな劣化やヒスノイズを使って、トラック全体を“懐かしい雰囲気”に染められます。 - 音を“壊す”ことで表現の幅を広げたいクリエイター
ハーモニクスやアーティファクトによる音の破壊を積極的に使いたい人に適しています。
ジャンルで言えば、エクスペリメンタル、インダストリアル、グリッチ系などに特に効果的です。 - アナログの風合いをデジタルで再現したいエンジニア
Push-Pullグラフや細かなサチュレーション調整によって、目的の帯域だけを“汚す”ことができます。
ミックスやマスタリングにおいて、狙った質感をデジタルで再現したい人におすすめです。 - 独自の質感を求めるボーカルプロデューサー
ボーカルにわずかな劣化や揺れを加えることで、感情的な表現が強化されます。
あえて完璧ではない音にすることで、リアルで親密な印象を与える演出が可能です。 - シンプルな操作感でクリエイティブに遊びたい人
見た目はシンプルなインターフェースですが、直感的に操作できるノブと豊富なパラメータで、初心者でもすぐに“面白い音”を作り出せます。
複雑な設定をせずとも結果が出やすいのも魅力です。 - DAW内で実験的な表現を取り入れたい中級者以上のユーザー
サイドチェインやDAWテンポ同期など、他トラックとの連携やタイミングにこだわることで、より有機的で動きのある音像を作ることができます。
対応システム要件(System Requirements)
Bad Tape 2は、Mac/Windowsの両環境に対応しており、主要なプラグインフォーマットをサポートしています。
■ Mac
- 対応OS:macOS 10.7以降(Apple Siliconにもネイティブ対応)
- 対応フォーマット:VST / VST3 / AU / AAX(64bitのみ対応)
■ Windows
- 対応OS:Windows 7以降(64bitのみ対応)
- 対応フォーマット:VST / VST3 / AAX
まとめ:Denise Audio「Bad Tape 2」音の“汚し方”にセンスが問われる時代…ボーカル・シンセ・ギターを表情豊かにする、音に“完璧じゃない美しさ”を加えるプラグイン|DTMプラグインセール
このプラグインは単なる懐古趣味ではなく、“音を意図的に壊す”という現代的なアプローチが特徴。
従来のテープエミュレーターとは一線を画し、サウンドデザインの自由度を飛躍的に高めてくれるツールです。
・Bad Tape 2は、テープの劣化や揺らぎをシミュレートするだけでなく、音を大胆に“崩す”ことができるプラグイン
・Push-Pullグラフや多彩なローファイエフェクトにより、帯域ごとの細かな調整が可能
・サイドチェインやDAWテンポとの連携も可能で、トラック間のインタラクション表現が可能
・Lofi、ヒップホップ、グリッチ系など、個性ある音作りを目指す人に特におすすめ
・ボーカルやギターなど、特定のパートに“クセ”を加えたいときにも効果的
Bad Tape 2は、単なるレトロエフェクトにとどまらず、現代的な音作りに対応した“壊し系”プラグイン。
いつものサウンドにひと味加えたいとき、ぜひ導入を検討してみてください。



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