
NastyDLA mkIIIは、クラシックなコーラス・エコーとテープディレイの魅力を再現しつつ、最新の音質向上技術を取り入れたVSTプラグインです。
最新バージョン3.5では、入力ステージの改良、ステレオイメージの向上、オーバーサンプリング技術の強化が施され、より洗練されたサウンドを実現しました。
アナログの温かみとデジタルの精密さを兼ね備えたこのプラグインは、Windows向けに無料で提供されています。
NastyDLA mkIII:進化したクラシック・コーラス・エコー・プラグイン

NastyDLA mkIIIは、アナログテープディレイの暖かみのあるサウンドを再現しつつ、デジタルならではの高い柔軟性を兼ね備えたプラグインです。
特に、以下のようなポイントが魅力です。
- テープサチュレーションとコンプレッションの組み合わせ
- 温かみのあるハーモニクスを追加し、奥行きのあるサウンドを実現
- ステレオイメージの向上
- より洗練された空間表現が可能
- 最新のオーバーサンプリング技術(ADAA)とゼロディレイフィルタリング(ZDF)の採用
- 高解像度な音質を提供し、ディストーションを最小限に抑える
このプラグインはWindows向けのVST/VST3形式のフリーウェアとして提供されており、無料でダウンロードできます。
最新バージョン3.5の改善点
2025年2月にリリースされたNastyDLA mkIII v3.5では、以下のような改良が施されました。
入力ステージの改良
オーディオトランスフォーマー回路を導入し、よりリッチでディテールのある音質を実現しました。
コンプレッションとテープサチュレーションのバランス調整
過度な歪みを抑えつつ、ダイナミクスを自然に向上させることで、滑らかで一貫性のあるサウンドを実現しています。
ディレイセクションの改善
ステレオイメージをさらに向上させ、より柔軟で表現力のあるモジュレーションが可能になりました。
オーバーサンプリングとゼロディレイフィルタリングの導入
最先端のオーバーサンプリング技術ADAA(Adaptive Digital Audio Algorithm)とZDF(Zero Delay Filtering)を採用し、オーディオ品質を向上させています。
安定性と互換性の向上
多数のバグ修正と最適化が行われ、これまでで最も成熟したバージョンとなりました。
NastyDLAの進化の歴史
NastyDLAシリーズは、2010年の初代リリース以来、バージョンごとに着実な進化を遂げてきました。
- 2010年: 初代NastyDLAリリース
- 2012年: mkII登場(「Stateful Saturation」アルゴリズムを搭載し、よりアナログライクな歪みを実現)
- 2023年: mkIII登場(VST3対応、オーバーサンプリング強化、遅延モードの改良)
- 2025年: mkIII v3.5リリース(最新の音質向上と安定性の向上)
動作環境と互換性について
NastyDLA mkIIIを使用するための動作環境は、以下の通りです。
- 対応OS:Windows
- 互換性:VST対応のホストアプリケーションで動作可能
- 動作確認済みのDAW:多数のVST対応ホストでテスト済み
NastyDLA mkIIIは、さまざまなWindows環境のVST対応DAWで正常に動作することが確認されています。
ただし、すべてのホストでの完全な互換性を保証するものではないため、ご自身の環境でのテストをおすすめします。
まとめ:【終了日未定 無料配布】Variety of Sound「NastyDLA mkIII」無料で使えるクラシックなテープディレイ&コーラス!アナログテープディレイの温かみとデジタル技術の精度を融合した最強の無料VSTプラグイン|DTMプラグインセール
今回の記事では、NastyDLA mkIIIの特徴と最新バージョン3.5の改良点について解説しました。
- アナログテープディレイの暖かみとデジタルの精度を両立
- 入力ステージの改良により、よりリッチでディテールのある音質
- コンプレッションとサチュレーションの最適化でスムーズなサウンド
- ステレオイメージの向上とモジュレーションの柔軟性強化
- ADAAオーバーサンプリング&ZDF導入による高音質化
- Windows向けVST/VST3プラグインとして無料提供
NastyDLA mkIIIは、アナログの質感を求める音楽制作ユーザーに最適なプラグインです。
興味がある方は、公式サイトからダウンロードして、ぜひ試してみてください。
