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PSP Audioware「PSP Datamix A567」トラッキングからミキシングで活躍する伝説のEQヴィンテージサウンド

音楽制作やミキシングにおいて、ヴィンテージサウンドは今なお根強い人気を誇ります。

その「温かみ」や「深みのある音質」は、デジタル時代にあっても求め続けられています。

そんな中、プロフェッショナルが愛用するEQプラグインとして名高いのが「PSP Datamix A567」です。

「なぜこのプラグインが特別なのか?」と思うかもしれません。

実は、PSP Datamix A567は、1960年代の伝説的なレコーディングスタジオで使われたイコライザーを忠実に再現しています。

エディ・クレイマーやジミ・ヘンドリックスなど、数々の名プロデューサーやミュージシャンが手がけたあの独特のサウンドを、このプラグインを通じて再現できるのです。

価格:$149.00

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この記事では、PSP Datamix A567の魅力や、具体的な設定方法、トラッキングやミキシングにおける活用術を詳しく解説します。

特に、ヴィンテージサウンドを求めているあなたにとって、このプラグインがどれほど強力な武器になるかをお伝えします。

どうやって、あの時代の音を現代のプロジェクトに取り入れることができるの?

この記事を読むことで、そんな疑問にもお答えできるはずです。それでは、早速見ていきましょう!

CONTENTS

PSP Datamix A567とは?その特徴と魅力

【11/15まで 33%OFF】PSP Audioware「PSP Datamix A567」トラッキングからミキシングで活躍する伝説のEQヴィンテージサウンド|DTMプラグインセール

PSP Datamix A567は、1960年代後半に開発された伝説的な「DatamixコンソールEQ」を元にしたプラグインです。

このEQは、エディ・クレイマーをはじめとする数多くのプロデューサーが愛用し、ヴィンテージサウンド特有の温かみや深みのある音質を実現します。

特にトラッキングからミキシングまで、幅広い用途で使用できることが魅力です。

プロフェッショナルの音楽制作に最適なツールとして高く評価されています。

  • ヴィンテージサウンドの再現
    アナログサウンド特有の温かみをデジタルでも再現可能。
  • 3バンドEQ機能
    低音、中音、高音を精密にコントロールし、幅広いサウンドメイクに対応。
  • FATダブルサンプリング機能
    高精度のサンプリング技術で、アナログの質感を損なわない。
  • トランスフォーマーエミュレーション
    音にパンチと深みを加えるトランスフォーマー効果を再現。

他のヴィンテージEQプラグインとの違い

PSP Datamix A567は他のヴィンテージEQプラグインと比較して、より独特な音の質感と操作性を提供します。

このプラグインは、元となったDatamixコンソールの「非中立的」なサウンドをそのまま再現し、トラックに厚みとキャラクターを加えます。

特に、ミッドレンジのコントロールが強力で、ギターやボーカルに際立つ存在感を与えます。

  • EQバンドの感度
    Datamixの特徴である敏感なミッドレンジコントロールにより、音のエッジが立ちます。
  • アナログ機器の再現度
    独自のサウンドキャラクターをデジタル環境で忠実に再現。
  • 高度なサウンド調整
    微細な音の調整が可能で、プロフェッショナルなミキシングに対応。
  • リアルタイム処理
    プラグインの遅延が少なく、トラッキング時でも問題なく使用可能。

エディ・クレイマーがどのように関与しているか

PSP Datamix A567は、伝説的なエンジニアであるエディ・クレイマーの監修のもと開発されました。

クレイマーはジミ・ヘンドリックスやレッド・ツェッペリンなど数々の著名アーティストと仕事をしてきたことで知られ、彼のサウンドメイキングの経験がこのプラグインに反映されています。

特に、彼のこだわりが音の細部にまで現れており、トラッキングやミキシングで活躍します。

  • オリジナルのDatamixコンソール再現
    クレイマーが使ったコンソールのサウンドを忠実に再現。
  • ヴィンテージ感の追求
    クレイマーが使用した実際のEQの挙動やキャラクターを忠実に再現。
  • プロデューサー目線での設計
    プロの現場で使いやすいように細部までこだわりが反映されています。
  • クレイマーのプリセット搭載
    彼自身が設計したプリセットが含まれ、即座に彼のサウンドを再現可能。

トラッキングとミキシングでの違い

PSP Datamix A567は、トラッキングとミキシングのどちらにも適していますが、両方で異なる役割を果たします。

トラッキングでは、特定の楽器の音質を際立たせ、録音時に最適な音を確保できます。

一方、ミキシングでは複数のトラックのバランスを取り、最終的なサウンド全体を調整するために活躍します。

用途に応じた使い方が、サウンドの質を左右します。

  • トラッキングでの役割
    録音時にヴィンテージサウンドを強調し、自然なアナログ感を加えます。
  • ミキシングでの役割
    全体のバランスを整え、トラック間での周波数の競合を避けながらサウンドに深みを加えます。
  • 使い分けのポイント
    トラッキングでは個々の楽器に焦点を当て、ミキシングではトラック全体の調和を重視します。
  • リアルタイム処理
    遅延が少ないため、録音中でも音質の確認がしやすい。

PSP Audioware「PSP Datamix A567」の価格

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PSP Datamix A567の使い方:操作と設定方法

【11/15まで 33%OFF】PSP Audioware「PSP Datamix A567」トラッキングからミキシングで活躍する伝説のEQヴィンテージサウンド|DTMプラグインセール

PSP Datamix A567は、シンプルかつ高機能なインターフェースで、初心者からプロフェッショナルまで使いやすいデザインとなっています。

低音域、中音域、高音域の3つのバンドでサウンドを自由にコントロールでき、特定の周波数を強調したり、不要なノイズをカットすることができます。

さらに、ドライブ機能やモード切替で音質を細かく調整することも可能です。

  • 3バンドEQ
    低音域(20Hz〜300Hz)、中音域(300Hz〜5kHz)、高音域(5kHz〜20kHz)の3つのバンドで、周波数とゲインを自由に調整できます。
    例えば、低音域をシェルビングモードでブーストし、ベースやバスドラムのパンチを強化したり、中音域をカットしてギターやボーカルのエッジを抑えることができます。
  • ドライブコントロール
    -30dBから+30dBまでの範囲で、プリアンプや出力セクションに歪み(サチュレーション)を加えることができます。
    +20dB以上に設定することで、アナログ特有の温かみや力強いサウンドが得られ、ロックやポップスに最適なサウンドを作り出せます。
    ベースやドラムに適用すると、太さや迫力が増します。
  • Alt Qモード
    通常の設定では、周波数を上げるとQ値(帯域幅)が狭くなりますが、Alt QモードではQ値が一定のまま、周波数を変えても緩やかなカーブを保ちます。
    このモードは、柔らかなサウンド作りに役立ち、ボーカルやアコースティックギターなど、滑らかさが求められるトラックに適しています。
  • Sharpモード
    高音域に強い共鳴を加えるSharpモードは、特に10kHz以上の周波数帯で有効です。
    この設定を使うと、シンバルやスネアのアタックがより際立ち、ロックやメタルなどの激しいジャンルでサウンドを際立たせたいときに効果的です。
    エッジの効いた、シャープな響きを得られます。

「Alt Q」モードの活用法

PSP Datamix A567の「Alt Q」モードは、特に柔らかく滑らかなサウンドを求める場合に有効です。

通常のEQ操作では、周波数が高くなるとQ値(帯域幅)が狭くなり、音が鋭くなる傾向がありますが、Alt QモードではQ値が固定されており、どの周波数でも同じ幅で効果を発揮します。

これにより、自然で一貫性のあるサウンドを作り出すことができます。

  • ボーカルの滑らかさ
    Alt Qモードは、特にボーカルにおいて非常に効果的です。
    中音域の1kHz~3kHzの帯域を軽くブーストしてAlt Qモードを使うと、ボーカルが目立ちつつも過剰にシャープにならないため、聴きやすい音質を保てます。ブーストは+1~+2dB程度にするのが良いでしょう。
  • アコースティック楽器のナチュラルな響き
    ギターやピアノなどのアコースティック楽器には、Alt Qモードで中音域をブーストしつつ、低音域や高音域を適度にカットすることで、よりナチュラルな響きを引き出せます。
    具体的には、500Hz~2kHzの範囲を+1dB程度ブーストし、100Hz以下をカットする設定が効果的です。
  • ミックス全体のバランス調整
    Alt Qモードは、複数の楽器が重なるミックスにおいても有効です。
    中音域を幅広く持ち上げることで、各楽器が混ざり合いながらも個別に存在感を保てるミックスを作れます。
    特にギターやドラムなど、競合しやすい帯域に対して適切に作用します。

「Sharpモード」の効果とその使い方

PSP Datamix A567の「Sharpモード」は、高音域に特有のエッジを加える設定で、特に10kHz以上の周波数に際立った効果を発揮します。

このモードは、シンバルやスネアの高音を強調したい場合や、全体的に明瞭でシャープなサウンドを作りたいときに最適です。

特定の周波数で強い共鳴を作り出し、アタック感を増すことができます。

  • シンバルやハイハットのクリアさを強調
    Sharpモードは、シンバルやハイハットの高音を強調する際に効果的です。
    特に10kHz~15kHzの帯域を+2dBほどブーストしてSharpモードを有効にすると、シンバルが明瞭に響き、楽曲全体にキレのある高音が加わります。
    これにより、ドラムトラックが他の楽器に埋もれにくくなります。
  • スネアのアタックを強化
    スネアドラムのアタックを際立たせたい場合は、Sharpモードで8kHz付近をブーストします。
    +2dB程度の設定で、スネアのアタックが前面に押し出され、力強いサウンドが得られます。ロックやメタルなど、スネアのパンチを求めるジャンルに特に有効です。
  • ギターやボーカルの明瞭感を向上
    ギターやボーカルのトラックにもSharpモードを使用することで、輪郭をはっきりとさせることができます。
    例えば、12kHzあたりを+1~+2dBブーストすると、ボーカルの息遣いやギターの弦の響きがよりクリアになり、音が空間を広がるように聞こえます。

最適な設定でヴィンテージサウンドを引き出すコツ

PSP Datamix A567を使って、ヴィンテージサウンドの特性を最大限に引き出すためには、各バンドのEQ設定やドライブ、モードの組み合わせが重要です。

ヴィンテージサウンドの特徴は温かみや深み、そして自然な歪みを活かすことにあります。

これを実現するために、トラックごとに適切な設定を見つけることがポイントです。

  • 低音域の強調
    ベースやバスドラムに適用する場合、60Hz~100Hzあたりをシェルビングでブーストするのが効果的です。
    特に低音域の厚みを出したいときは、ブースト値を+2~+4dBに設定し、よりパンチの効いたサウンドを作り出せます。
    ミキシングの際には低音を強調しすぎないように注意し、他のトラックとのバランスを取ることが大切です。
  • 中音域の調整
    ギターやボーカルに存在感を持たせるには、1kHz~3kHzの範囲で中音域を少しブーストします。
    たとえば、ギターのエッジを立たせるためには1.5kHzを+1.5dB、ボーカルの抜け感を出すには2kHzを+2dB程度に調整するのが良いでしょう。
    これにより、楽器や声の輪郭がはっきりと際立ちます。
  • 高音域のクリアさ
    高音域では、特に10kHz以上を軽くブーストすることで、シンバルやアコースティックギターの煌びやかさを引き出せます。
    例えば、10kHzを+2dBに設定することで、音が抜けるようになり、全体的にクリアな印象を与えることができます。
    シャープモードを併用すると、より強調された響きを作り出せます。

音質を最大限に活かすための設定例

PSP Datamix A567を使いこなすためには、各トラックやジャンルに応じた最適な設定を見つけることが重要です。

低音から高音まで、バランスよく調整することで、曲全体がまとまり、プロフェッショナルな音質を得られます。

ここでは、具体的なトラック別の設定例を紹介し、どのようにしてサウンドを最大限に引き出せるかを説明します。

  • ベースやドラムの設定例
    低音域のパンチを出すために、60Hz~80Hzの範囲を+3dBほどブーストし、300Hz付近の中低音域を少しカットすることで、ドラムやベースに迫力を加えつつも他の楽器に干渉しないクリアな低音を実現します。
    また、ドライブコントロールで軽くサチュレーションを加えると、厚みのあるサウンドが得られます。
  • ボーカルの設定例
    ボーカルの明瞭さを引き出すには、2kHz~4kHzを+2dBほどブーストして、言葉の輪郭を際立たせます。
    同時に200Hz以下の低音域をカットして、不要なこもり音を取り除きましょう。
    さらに、ドライブを+5dB程度に調整することで、アナログ感を増し、ナチュラルな歪みを加えることができます。
  • ギターやシンバルの設定例
    ギターやシンバルなどの高音域楽器には、10kHz~12kHzを+2~+3dB程度ブーストし、Sharpモードを有効にすると、鮮明でクリアな音が得られます。
    特にアコースティックギターの場合は、Alt Qモードを使いながら、500Hz~2kHzを調整すると、温かみと抜け感のバランスが取れた音になります。

トランスフォーマーエミュレーションを活用した音作り

PSP Datamix A567のトランスフォーマーエミュレーション機能は、アナログ機材特有の温かみやパンチ感を加えるために開発されています。

この機能により、デジタルでは得られにくい独特の厚みや深みを再現でき、特にトラッキングやミキシングで音に存在感を与える効果があります。

使い方次第で、シンプルなトラックをより豊かで力強いサウンドに変えることが可能です。

  • 低音の強化
    ベースやキックドラムにトランスフォーマーエミュレーションを適用することで、低音がより厚く、力強いサウンドになります。
    例えば、60Hz~100Hzの周波数帯をブーストした後にこの機能をオンにすることで、深みのある低音を加えることができます。
    これは、ヒップホップやエレクトロニックミュージックにおいて非常に有効です。
  • ギターの厚みを増す
    エレキギターやアコースティックギターにトランスフォーマーエミュレーションを加えると、音の輪郭が際立ち、よりリッチなトーンが得られます。
    中音域の500Hz~1kHzを少し持ち上げてこの機能を有効にすることで、ギターの響きが豊かになり、特にロックやブルースでの使用に効果的です。
  • ボーカルにアナログ感を加える
    ボーカルトラックにもトランスフォーマーエミュレーションを適用することで、音が柔らかくなり、ヴィンテージマイクのようなアナログ感が得られます。
    ドライブ設定と組み合わせると、特に暖かみのある質感が加わり、ボーカルが曲全体に馴染むようになります。

FATダブルサンプリングの効果とは

PSP Datamix A567に搭載されたFATダブルサンプリング機能は、音質をさらに向上させるために重要な役割を果たします。

この機能は、デジタル処理時に発生しやすいエイリアシングノイズを低減し、より滑らかでナチュラルな音を再現します。

特に、ハイゲインや激しいサウンド処理を行う場合でも、音質の劣化を防ぎつつ、アナログに近い音作りを実現できます。

  • 高音域でのクリアさ
    FATダブルサンプリングをオンにすることで、特に高音域(10kHz以上)で音がクリアに保たれます。
    通常のデジタル処理では、ハイゲイン時に高音が荒れたり不自然になることがありますが、この機能によりシャープで透明感のあるサウンドを維持できます。
  • 重ねたトラックでも歪みなし
    トラックを重ねる場合でも、FATダブルサンプリングが音の歪みを抑えます。
    特に、複数のシンセサイザーやエレキギターのトラックを重ねたときに、通常のEQでは音が濁ることがありますが、この機能で各トラックが鮮明に分離され、クリアなサウンドが得られます。
  • 低音域でも詳細なコントロール
    FATダブルサンプリングは低音域にも効果的です。
    ベースやキックドラムの60Hz~100Hzの帯域を強化しても、音がブーミーになることなく、タイトで明確な低音が得られます。
    このため、重低音を多用するジャンルにおいても、鮮明でパンチのあるサウンドを維持できます。

各バンドの調整とサウンドの変化

PSP Datamix A567は、3バンドEQ(低音域、中音域、高音域)を細かく調整することで、幅広いサウンドメイクが可能です。

各バンドが異なる周波数帯をカバーしており、それぞれの調整によってサウンドに大きな変化をもたらします。

正確なコントロールを行うことで、トラックごとに求められる音質を的確に作り出すことができます。

  • 低音域の調整(20Hz~300Hz)
    低音域を調整することで、ベースやバスドラムのパンチや厚みが強調されます。
    例えば、60Hz~80Hzを+2~+4dBブーストすることで、音の下支えがしっかりした、迫力ある低音が得られます。
    逆に、150Hz~200Hzあたりをカットすることで、こもりや不要なブーミーさを抑え、クリアな低音を実現します。
  • 中音域の調整(300Hz~5kHz)
    ギターやボーカル、スネアドラムなどの主役となる楽器の音色を調整する中音域は、特に重要です。
    1kHz~3kHzを+2dB程度ブーストすると、ボーカルやギターの音が前に出て、存在感が増します。
    逆に、500Hz付近を少しカットすることで、不要なこもりを減らし、音がすっきりとします。
  • 高音域の調整(5kHz~20kHz)
    高音域を調整すると、シンバルやハイハット、ギターの煌びやかな響きを引き出すことができます。
    10kHz~12kHzを+2dBほどブーストすると、全体的にクリアで明るいサウンドになります。
    特に、シンバルのシャープな響きが強調され、楽曲にキラメキを与えます。

実際のプロジェクトでの活用例

PSP Datamix A567は、さまざまなジャンルや楽曲で活躍する汎用性の高いEQプラグインです。

プロの音楽制作現場でも多く利用されており、特にヴィンテージサウンドを求めるプロジェクトに最適です。

ここでは、実際の音楽制作においてどのように活用されるか、具体的な事例を紹介します。

  • ロックバンドのミキシング
    ロックバンドのミキシングにおいて、ギターやドラムの音を際立たせるために、PSP Datamix A567が使われます。
    例えば、ギターのトラックでは1.5kHz~3kHzをブーストして、エッジの効いた音を作り、ドラムでは60Hzの低音をブーストして迫力を強化。
    こうして全体のバランスが整ったロックサウンドを実現します。
  • ボーカルミキシング
    ボーカルのトラックに対しては、2kHz~4kHzを少し持ち上げることで、言葉の輪郭をはっきりさせ、存在感を出すことができます。
    特にAlt Qモードを使えば、音が鋭くなりすぎず、ナチュラルで滑らかなボーカルサウンドを保ちながら、前に出る音作りが可能です。
  • シンセサウンドの補正
    エレクトロやポップスでは、シンセサイザーの音色を補正するために、10kHz~12kHzをブーストして明るく煌びやかな音を引き出します。
    また、低音域を80Hz付近で少しブーストして、曲の基盤をしっかり支える音に調整。
    これにより、現代的かつクリアなサウンドが得られます。

プリセットを活用した効率的なミキシング

PSP Datamix A567には、プロフェッショナルが設計したプリセットが数多く用意されており、これを活用することで、効率的に高品質なミキシングが可能です。

特に、時間をかけずに適切なサウンドを得たい場合や、音作りの方向性を決めたいときに非常に役立ちます。

各トラックに応じたプリセットを選び、その後に微調整を加えることで、理想の音に近づけることができます。

  • ギタートラックのプリセット
    エレキギターには、ミッドレンジを強調するプリセットが便利です。
    例えば、「Guitar Mid Boost」プリセットを適用することで、1kHz~3kHzの範囲が自動的にブーストされ、ギターがミックス内でより際立つサウンドに仕上がります。
    その後、低音域や高音域を微調整して、曲の全体バランスを整えるのが効果的です。
  • ボーカル用プリセット
    ボーカルには、明瞭さを強調するプリセットが用意されています。
    例えば、「Vocal Presence」プリセットを適用すると、2kHz~4kHzがブーストされ、ボーカルがくっきりと際立つようになります。
    このプリセットをベースに、Alt Qモードを使って滑らかさを加えると、さらに自然なボーカルサウンドに仕上げられます。
  • ドラムトラックのプリセット
    ドラムには、キックやスネアに特化したプリセットがあります。
    「Kick Punch」プリセットを使用すると、60Hz~100Hzの低音が強調され、キックドラムに力強いパンチが加わります。
    また、スネアには「Snare Crisp」を使用すると、5kHz~10kHzの高音域がブーストされ、スネアのアタックが際立ち、楽曲全体に躍動感が生まれます。

他のPSPプラグインとの併用による効果

PSP Datamix A567は、他のPSPプラグインと組み合わせることで、さらに豊かなサウンドを作り出すことができます。

PSP Audiowareが提供する多くのプラグインは、アナログ感やヴィンテージサウンドに特化しており、それらを併用することで、より立体的で深みのあるミックスが可能です。

ここでは、特に相性の良いプラグインとその使い方を紹介します。

  • PSP VintageWarmerとの併用
    PSP VintageWarmerは、アナログコンプレッサーとリミッターの機能を持つプラグインです。
    これをPSP Datamix A567と組み合わせることで、よりナチュラルでパンチの効いたサウンドが作り出せます。
    例えば、PSP Datamix A567で中音域をブーストしたギタートラックに、VintageWarmerを適用すると、圧縮された力強い音が得られ、ミックスの中で際立たせることが可能です。
  • PSP SpringBoxとの併用
    PSP SpringBoxは、スプリングリバーブをシミュレートしたプラグインで、Datamix A567と併用することで、レトロなヴィンテージ感をさらに強調できます。
    ボーカルやギターのトラックにDatamix A567でEQ処理を施し、SpringBoxで適度なリバーブをかけると、アナログ感が増し、深みのある響きが加わります。
  • PSP Echoとの併用
    PSP Echoは、クラシックなテープエコーを再現したプラグインです。
    Datamix A567でトラックの音を整えた後、PSP Echoを使用してエコー効果を加えることで、空間的な広がりを持たせたミックスが可能になります。
    特に、ギターやシンセサイザーのトラックに適用すると、ヴィンテージ感あふれる幻想的なサウンドを作り出せます。

ジャンル別の適用例:ポップス、メタル、ロック

PSP Datamix A567は、さまざまなジャンルに対応できる柔軟なプラグインです。

ポップス、メタル、ロックといった異なる音楽スタイルに応じて、各トラックに適した設定を行うことで、ジャンル特有の音作りを実現します。

それぞれのジャンルで求められるサウンドの特徴を引き出すための使い方を紹介します。

  • ポップスでの活用例
    ポップスでは、ボーカルやシンセサイザーのクリアで明瞭なサウンドが重視されます。
    ボーカルトラックには、2kHz~4kHzの範囲を+2dBほどブーストし、Alt Qモードを使うと滑らかで耳に優しい音を作り出せます。
    また、シンセサイザーには10kHz以上を少しブーストして、煌びやかな音を加えることで、トラック全体に輝きを持たせることが可能です。
  • メタルでの活用例
    メタルでは、ギターやドラムの強烈なアタックと迫力が求められます。
    ギターには1kHz~3kHzをブーストして、力強くエッジの効いたサウンドを強調します。
    ドラムに関しては、キックドラムの60Hzをブーストしてパンチのある低音を加え、スネアにはSharpモードを使って8kHz以上をブーストし、鋭いアタック感を出します。
  • ロックでの活用例
    ロックでは、ギターやボーカルに中音域の存在感を与えることが重要です。
    エレキギターには、1.5kHz~2.5kHzを少しブーストし、バンド全体でのミックスにおいてギターがしっかりと前に出るように調整します。
    ボーカルにはAlt Qモードを使用して、3kHzをブーストすることで、ロック特有の力強いボーカルサウンドを作り出すことができます。

PSP Datamix A567 動作環境

PSP Datamix A567を使用するには、無料で作成できるiLokユーザーIDと、iLok License Managerアプリケーションが必要です(ハードウェアドングルは不要)。

ライセンスは、3つのコンピューターまたはiLokドングルにアクティベート可能で、移動も簡単です。

Windows

  • 対応OS:Windows 7~11
  • フォーマット:VST3、VST、AAX(64-bit対応)
  • DAW:Pro Tools、他DAW(iLok License Manager必須)

macOS (Intel、Silicon)

  • 対応OS:macOS 10.14 Mojave~macOS 15 Sequoia
  • フォーマット:AudioUnit、VST、VST3、AAX(64-bit対応)
  • DAW:Pro Tools、他DAW(iLok License Manager必須)

まとめ:PSP Audioware「PSP Datamix A567」トラッキングからミキシングで活躍する伝説のEQヴィンテージサウンド|DTMプラグインセール

PSP Datamix A567は、ヴィンテージサウンドを追求する音楽プロデューサーやエンジニアにとって、まさに理想的なEQプラグインです。

1960年代の伝説的なEQを忠実に再現し、温かみと深みのあるサウンドを簡単に作り出せるこのツールは、トラッキングからミキシングまで幅広く活躍します。

特に、プロが愛用するプリセットや柔軟なサウンド調整機能により、初心者でも簡単にプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。

また、FATダブルサンプリングやトランスフォーマーエミュレーションといった高度な機能も搭載されており、デジタル時代の制作環境でもアナログ感をしっかりと表現できます。

もし、あなたが現代的でありながらも、ヴィンテージの音色を追求したいなら、PSP Datamix A567はその期待に確実に応えてくれるでしょう。

音楽制作に新たな可能性をもたらすこのプラグインを、ぜひお試しください。

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