
OLFACTORYは、ヴィンテージハードウェアのコーラスサウンドを追求した無料のコーラスプラグインです。
クラシックな名機をもとにした複数のボイシングを搭載し、豊かな広がりと自然な揺らぎを再現します。
さらに、モノラルへ変換しても音の広がりを保ちやすい独自設計も大きな特徴です。
この記事では、OLFACTORYの特徴や搭載機能、サウンドの魅力について詳しく紹介します。
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OLFACTORY:クラシックなコーラスサウンドを再現しながらモノラルでも使いやすい無料コーラスプラグイン

OLFACTORYは、THETA Audio Researchが開発したコーラスエフェクトプラグインです。
往年のハードウェアコーラスが持つ温かく広がりのあるサウンドを再現しながら、現代の制作環境で使いやすい機能も搭載しています。
特に大きな特徴は、ステレオの広がりを維持しつつ、モノラルへ変換しても音が痩せにくい「Mono-Safe」設計です。
対応フォーマットは以下のとおりです。
- macOS Apple Silicon対応
- VST3
- Audio Unit(AU)
- AAX
OLFACTORYの特徴
OLFACTORYは、一般的なデジタルコーラスとは異なる設計を採用しています。
単純なディレイとLFOだけではなく、往年のハードウェア機材全体の動作を再現することで、より自然で厚みのあるコーラスサウンドを実現しています。
主な特徴はこちらです。
- ハードウェア全体の動作をモデリング
- 9種類のボイシングを搭載
- 5種類の回路モデルを収録
- モノラルでも音の広がりを維持しやすいMono-Safe設計
- リアルタイムメーターやスコープを搭載
ハードウェアらしい自然なコーラスを再現
コーラスの質感は、ディレイだけでは決まりません。
OLFACTORYでは、実機特有の回路動作まで細かく再現しています。
主な再現ポイントは次のとおりです。
- BBD回路を再現したコンパンダー処理
- ウェット音専用の帯域設計
- プリアンファシス・ディエンファシス処理
- アナログらしいLFO波形
- ボイスごとの個体差
- 時間経過による自然なドリフト
これらが組み合わさることで、単なる揺れではなく、立体感のあるコーラスサウンドを生み出します。
9種類のボイシングを搭載
JUNO I / JUNO II
往年のポリシンセを思わせるアンサンブルサウンドです。
短いディレイとゆるやかな変調によって、ストリングスのような厚みを加えます。
CE
クラシックなギターコーラスを再現したモードです。
特徴は以下のとおりです。
- 1ボイス構成
- 5〜25msの広いディレイスイープ
- 温かい中域
- 穏やかな高域
MIXを100%にすると、ビブラートとしても使用できます。
DIM 1〜4
スタジオ機材で知られるDimension系コーラスを再現したボイシングです。
- 2ボイス構成
- 左右が反対方向に変調
- ディレイ平均値は変化しない設計
音程の揺れを抑えながら、自然な広がりを加えられます。
TRI
ラック型トリプルコーラスを再現したモードです。
特徴はこちらです。
- 3ボイス構成
- 3つのLFOを120度ずつ配置
- 左・中央・右へ自然に定位
厚みと奥行きのあるサウンドが得られます。
RATE・DEPTHは実機基準
RATEやDEPTHは単なる共通ノブではありません。
ボイシングごとに適切な範囲へ調整されており、実機の挙動に近い操作感になっています。
また、テンポ同期にも対応しています。
設定できる内容は以下のとおりです。
- テンポシンク
- 通常の音価
- 付点
- 3連符
ADMエンジンを搭載
OLFACTORYには、BBDモデルとは別にADMエンジンも搭載されています。
これは1980年代のラックディレイで採用されていたAdaptive Delta Modulation方式を再現したものです。
特徴は以下のとおりです。
- トランジェントが自然に丸くなる
- 演奏に合わせて変化する独特の粒状感
- クロック変化による滑らかなモジュレーション
- フィルターでは再現できない独自の質感
一般的なヴィンテージ風エフェクトとは異なるサウンドキャラクターを楽しめます。
Mono-Safe設計でモノラルにも強い
多くのステレオコーラスは、位相反転を利用して広がりを作っています。
そのため、モノラルへ変換すると広がりが失われるだけでなく、音そのものが痩せることがあります。
OLFACTORYでは、この問題を解決するためにMono-Safe設計を採用しています。
特徴はこちらです。
- 位相反転に頼らないステレオ設計
- ディレイ配置による自然な広がり
- Constant Power Panningを採用
- Delay Decorrelationによるステレオ感
ライブや配信など、モノラル再生される環境でも安心して使用できます。
Correlation Governorを搭載
OLFACTORYには、Correlation Governorという独自機能があります。
出力されるステレオ信号をリアルタイムで解析し、安全な相関値を下回ると、自動で広がりを調整します。
主な機能は以下のとおりです。
- 出力相関を常時監視
- モノラル互換性を維持
- 必要に応じてWidthを自動制御
- 動作中はGovernorランプが点灯
音量ではなく、ステレオの相関値を制御する点が特徴です。
リアルタイムメーターを搭載
現在のステレオ状態を視覚的に確認できます。
表示される内容はこちらです。
- Correlation Meter
- Mono Sum Loss表示
- Governor動作状況
耳だけでなく、数値でもモノラル互換性を確認できます。
CHARACTER・DRIFTで経年変化を再現
CHARACTER・DRIFTについては、以下の通りです。
CHARACTER
ヴィンテージ機材らしい質感を調整するノブです。
変化する内容は以下のとおりです。
- クロックノイズ
- ウェット音の高域
- 入力段の厚み
- ADMエンジンの粒状感
DRIFT
長時間ウォームアップしたハードウェアのような、ゆるやかな揺らぎを追加します。
各ボイスが自然に変化するため、生きた演奏のような印象になります。
リアルタイムスコープを搭載
スコープ画面では、実際に動作しているモジュレーションを確認できます。
アニメーションではなく、エンジンが生成している実際の動きを表示します。
確認できる内容は以下のとおりです。
- 各ボイスのディレイ変化
- Dimensionモードの対称動作
- TRIモードの120度配置
- DRIFTによる変化
インターフェーステーマを選択可能
画面デザインは3種類から選べます。
- LIGHT
- VOID
- NUCLEAR
テーマ設定は保存されるため、毎回変更する必要はありません。
主な仕様
OLFACTORYの主な仕様は以下のとおりです。
- タイプ:Mono-Safe Chorus
- エンジン:BBD・ADM
- ボイシング:9種類
- コントロール:VOICING、RATE、SYNC、DIVISION、DEPTH、CHARACTER、DRIFT、WIDTH、MONO SAFE、MIX、OUTPUT
- メーター:Correlation、Mono Sum Loss、Governor表示
- モノラル・ステレオ両対応
- AU・VST3・AAX対応
- macOS対応
まとめ:THETA Audio Research「OLFACTORY」ヴィンテージハードウェアコーラスの質感を忠実に再現し、Mono-Safe設計でモノラルでも広がりを維持できる無料コーラスプラグイン|DTMプラグインセール
OLFACTORYは、ヴィンテージコーラスの質感を忠実に再現しながら、現代の制作環境に求められるモノラル互換性まで考慮したコーラスプラグインです。
単に音を広げるだけではなく、実機らしい揺らぎや経年変化まで細かく再現しているため、シンセやギターはもちろん、さまざまなトラックに自然な奥行きを加えられます。
さらに、Correlation Governorやリアルタイムメーターなど、実用性を高める機能も充実しています。
ヴィンテージコーラスのサウンドと、現代的な使いやすさを両立したい方に適したプラグインです。
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