
REAGENTEは、反応拡散(Reaction-Diffusion)によって生まれる模様を、そのまま音へ変換する実験的なシンセサイザーです。
一般的なシンセサイザーとは異なる発想で、有機的に変化し続けるサウンドを生み出せます。
この記事では、REAGENTEの特徴や仕組み、搭載機能について詳しく紹介します。
REAGENTE:生きたパターンから音を生み出す実験的シンセサイザー

REAGENTEは、数学的なパターン生成とリアルタイム加算合成を組み合わせた、非常に個性的なシンセサイザーです。
主な特徴は次のとおりです。
- Windows専用(VST3・スタンドアロン対応)
- 実験的な加算合成シンセサイザー
- リアルタイムで変化するパターンを音へ変換
- 最大8ボイスのポリフォニック演奏に対応
- 映像と音が完全に連動する独自のサウンド設計
従来のシンセサイザーとは発想そのものが異なり、絶えず変化する有機的なサウンドを作り出せます。
音の仕組み
REAGENTEでは、音色をオシレーターで生成しません。
2つのReaction-Diffusionエンジンが常に模様を生成し、その形状をリアルタイムで解析して倍音スペクトルへ変換します。
その結果、次のような模様がそのまま音になります。
- 細胞のように成長するパターン
- 密度の高いテクスチャ
- 渦
- 波
- らせん
- カオス的な構造
時間とともに模様が変化するため、音も自然に変化し続けます。
5種類のReaction-Diffusionシステム
REAGENTEには5種類の数学モデルが搭載されています。
それぞれ異なる模様を生成し、音色にも個性が生まれます。
- Gray-Scott
- Waves
- Fibres
- Spirals
- Vortices
同じ演奏でも、選択するシステムによってまったく異なるサウンドへ変化します。
2つのReaction-Diffusionエンジン
REAGENTEには独立したReaction-Diffusionエンジンを2基搭載しています。
それぞれ別々に模様を生成できるため、複雑で変化の大きいサウンドデザインが可能です。
さらに両エンジン同士で相互変調も行えます。
- FM
- X-Mod
- Feedback
これらを組み合わせることで、通常の加算合成だけでは得られない音作りを楽しめます。
複数の加算合成モード
模様をどのように音へ変換するかも選択できます。
搭載されているモードは次の4種類です。
- Harmonic
- Noise
- Subharmonic
- ANS
目的に応じて、音の性格を大きく変えられます。
ANSモード
REAGENTEを代表する機能のひとつがANSモードです。
このモードでは、数式から模様を生成する代わりに、自分で用意した画像や動画を音源として利用できます。
光学スキャン方式を応用した読み取りによって、画像の情報をそのままスペクトルへ変換します。
読み込める素材はさまざまです。
- 写真
- イラスト
- テクスチャ
- 動画
静止画だけでなく動画にも対応しているため、映像の変化に合わせて音も変化します。
自分の画像や動画を読み込める
REAGENTEでは外部メディアを読み込めます。
作成した画像や撮影した動画などを音の素材として利用できるため、既存のシンセサイザーとは異なる制作スタイルを実現できます。
活用例は次のようなものがあります。
- 手描きイラストを音へ変換
- テクスチャ画像からアンビエントサウンドを制作
- 動画を利用した変化し続けるサウンドデザイン
- 写真から独特な倍音構成を生成
サウンドメイク機能
REAGENTEは実験的なシンセサイザーですが、音作りを支える機能も充実しています。
搭載機能には次のようなものがあります。
- Resonant String Model
- アナログスタイルのラダーフィルター
- モジュレーションマトリクス
- Echo
- Dattorro Reverb
- Ensemble
生成された音をさらに加工し、多彩なサウンドへ仕上げられます。
プリセット
すぐに演奏を始められるよう、工場出荷時のプリセットを収録しています。
また、自分で作成したプリセットの保存にも対応しています。
- ファクトリープリセット45種類
- ユーザープリセット保存対応
REAGENTEはこんな人におすすめ
REAGENTEは、一般的なシンセサイザーとはまったく異なるアプローチで音作りを楽しみたい人に向いています。
特に次のような用途と相性が良いソフトです。
- 実験的な電子音楽を制作したい
- アンビエントやドローンサウンドを作りたい
- 映像と音を結び付けた作品を制作したい
- 加算合成を新しい方法で楽しみたい
- 画像や動画から音を生み出してみたい
まとめ:Creature From The Black「REAGENTE」反応拡散パターンや画像・動画を音源として利用できる革新的なシンセサイザー|DTMプラグインセール
REAGENTEは、Reaction-Diffusionによって生成される生きたパターンを、そのまま音へ変換する実験的な加算合成シンセサイザーです。
オシレーターやウェーブテーブルに頼らず、数学的に生成される模様や画像・動画を直接音源として利用できる点が最大の特徴です。
映像そのものを演奏するような独創的な音作りができるため、一般的なシンセサイザーでは表現しにくい有機的で変化し続けるサウンドを求める方に適しています。
